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国土交通省が入る中央合同庁舎第3号館=本橋和夫撮影
国土交通省は高速道路で自動料金収受システム(ETC)を使う車への休日割引のあり方を見直す検討に入った。地域の観光振興に資するよう、繁忙期の割引を取りやめて観光事業者と連携した新たな観光振興策を導入したい考え。今夏にも方針を取りまとめる。
【写真】上海モーターショー
休日割引は地方の高速道路と一部の有料道路が対象で、土日祝日と例年1月2、3両日に乗用車と軽乗用車、オートバイの料金が30%割引される。地域活性化を目指して2008年9月にスタートした。
だが国交省によると、全国の高速道路における休日の平均交通量は、18年11月の日中の時間帯で休日割引の開始前よりも10~15%増加。一方で観光入り込み客数と消費額が増えたかどうかは確認できなかった。
さらに首都圏などの高速道路は休日割引の日の午後の上り線を中心に渋滞が頻発。休日に高速道路を利用した人で観光目的だったのは52・7%にとどまるとの調査結果もあり、国交省幹部は「政策目的と結果が合致していない」と指摘する。
こうした現状を踏まえ、国交省は観光客が恩恵を受けられるよう観光・宿泊施設と連携した割引制度の導入を目指す。渋滞が多発する都市部周辺でゴールデンウイークやお盆、年末年始に割引を適用除外とする方向だ。
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Source: 車速報
高速のETC休日割引廃止へ「高速の交通量は増えたのに車カスが観光地で金を落とさず意味がない」