日本時間4月26日に授賞式が行われた第93回アカデミー賞。
監督部門では、『ノマドランド』のクロエ・ジャオ監督が受賞した。女性監督としては2人目、アジア系女性としては史上初となる快挙となった。これまで、女性が監督賞を受賞したのは、2009年の『ハート・ロッカー』のキャスリン・ビグロー監督だけだった。ジャオ監督は中国で生まれ、現在はアメリカを拠点に映画を撮っている。
プレゼンターを務めたのは昨年監督賞を受賞したポン・ジュノで、アジアにルーツを持つ監督が2年連続の受賞となった。
クロエ・ジャオ監督は授賞式で「最近よく考えるのです。大変な時にどうやったら前進できるのかと」といい、中国で育った時のことを回顧した。
そして「心から信じていることがあります。いつも人々の心に善があると信じています。世界のどこに行ってもそうです。善良な心があるのです。信じる人たち、勇気のある人たち、善のある人たち。相手のよきところを守ろうとする人たち。(この賞を)その人たちに捧げたいと思います」と述べ、感謝を伝えた。
Source: ハフィントンポスト
アカデミー賞2021、監督賞はクロエ・ジャオ。女性監督は史上2人目