2次元ベクターイメージ用の画像形式の1つであり、画像を円や直線といった図形の集まりとして表現する形式・Scalable Vector Graphics(SVG)には、平面上のドットの集まりとして表現するPNGやJPEGと違い、拡大・縮小しても画質が損なわれないという特徴があります。「SvgPathEditor」はそんなSVG形式の画像を、インタラクティブな操作で作成・編集できるウェブサービスとなっています。
Signalが検閲国でもサービスを利用可能にする「プロキシ構築方法」を公開
非常に高い秘匿性で知られるメッセンジャーアプリ「Signal」が、検閲によりSignalの利用が制限されている国でもサービスを利用可能にするプロキシ構築方法を公開しました。無料のサービスだけで簡単に構築することができるので、実際に構築してみました。
Signal >> Blog >> Help users in Iran reconnect to Signal
https://signal.org/blog/help-iran-reconnect/
Signalはその秘匿性の高さから、一部の国では検閲により利用不可能となっていた過去があります。イラン政府は記事作成時点でもSignalを検閲しており、今回構築するプロキシはその検閲を回避することができます。
Signalのプロキシ構築に必要なものは以下となっています。
・80番と443番ポートを利用可能なサーバー
・サーバーのIPアドレスに紐付くドメイン
今回は費用ゼロでプロキシを構築するため、サーバーとしてGCPの「f1.micro」インスタンスを利用し、Freenomでドメインを取得しました。
まずはサーバーにログインし、DockerとDocker Compose、Gitをインストール。
sudo apt update && sudo apt install docker docker-compose git
大量のパッケージがインストールされます。
インストールが完了したら、SignalのGitHubリポジトリからプロキシ構築に必要なファイル群をダウンロードします。
git clone https://github.com/signalapp/Signal-TLS-Proxy.git
ダウンロードが完了したら、リポジトリのディレクトリに移動。
cd Signal-TLS-Proxy
スクリプトを実行し、Let’s Encryptを使ってTLSの証明書を取得します。
sudo ./init-certificate.sh
実行時、ドメインの入力を促されるので、準備しておいたドメインを入力。
最後にdocker-composeコマンドでコンテナを起動すれば、プロキシの構築は完了です。
sudo docker-compose up --detach
続いてSignalを利用するAndroidのブラウザから「https://signal.tube/#設定したドメイン名」にアクセスします。記事作成時点では、Androidのベータ版アプリのみ対応となっていますが、数日後には正式版にも対応するとのこと。
アクセスすると以下のようなページが表示されるので「Configure Signal Proxy」をタップ。Signalアプリが自動で起動します。
起動したアプリ上で「プロクシを使用する」をタップすれば、プロキシの設定は完了。検閲を回避してSignalを利用することができます。
プロキシ設定が完了すると、アプリ右上に緑色のアイコンが表示されます。
アイコンをタップすると、プロキシのドメインを確認することができます。
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Source: ギガジン
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