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会社や組織に勤める人にとって、上司とのコミュニケーションは避けては通れません。しかし、上司とうまく折り合いがつけられないことがあるのも事実。どういった時に、「上司と合わないな…」と感じるのでしょう。
飲食業を中心に展開するエミリスが、500人の社会人を対象に「上司との関わり」についてアンケートを実施し、結果を11月26日に公表しました。
上司と合わないと感じた瞬間ランキング
まず、「上司と合わない」と感じた瞬間ランキングを見てみましょう。
7位 責任を果たさない
「責任を部下に押し付ける」「自分の保身しか考えていない」などの回答が集まりました。
同率7位 コミュニケーションが難しい
「雑談を一切しない」「ボソボソ話す」といった理由で上司とコミュニケーションが円滑に取れないという意見が寄せられました。
6位 威圧的
「上司の言葉遣いが荒い」「高圧的な態度を取られる」といったコメントが寄せられ、中にはハラスメントを受けている人もいるようでした。上下関係がある中でも、人として部下を尊重することが大切です。
5位 不公平な扱いをする
「お気に入りの部下をひいきする」「上にいい顔をして、部下にあたる」などの回答が集まり、理不尽な環境に置かれたゆえにモチベーションが下がってしまうようでした。
4位 価値観が合わない
仕事に対する価値観に加え、「女性蔑視な価値観を仕事に持ち込む」「『昔は〇〇』と言ってくる」などジェンダー観や慣習についての意見が合わずに、上司と相性が悪く感じるとの意見が寄せられました。
3位 指示に納得できない
「曖昧でわかりにくい指示」「細かすぎる指示」「部下の仕事内容を理解していないと思われる指示」「指示がコロコロ変わる」など、部下に適切な指示を出す必要があるはずの上司の能力を疑うコメントが集まりました。
2位 感情的になる
「個人的な気分や感情を、仕事の場で出す」「気分の上がり下がりが激しい」など上司があからさまに感情をあらわにするせいで、上司の顔色をうかがわなければならず、余計な労力を使って疲れてしまう、という意見が集まりました。
1位 話を聞いてくれない
「意見を頭ごなしに否定される」「自分が一番正しいと思い、『自分の言う通りにしなよ』と言われる」「提案に対し、嫌な顔をして無視する」などの回答が集まりました。意見を出しても否定されたり、話をちゃんと聞いてもらえないために、部下の気持ちが離れてしまうようです。
上司と合わない…そんな時はどうする?
「上司と合わない」と感じると、仕事が進まなかったり、ストレスが溜まったりすることがあります。中には、ストレスから体調不良になってしまう人もいるため、合わない上司に対してうまく対処していく必要があります。
「上司と合わないと感じたときの対処法」を聞いたところ、1位は「上司を避ける(23.6%)」でした。2位「周囲に相談する(20.0%)」、3位「考えすぎない(15.6%)」と続き、うまくやりすごそうと考えている人が多いことが明らかになりました。
8割以上が上司と合わないことが理由で転職を考えたことがある
上司と合わないことが理由で転職を考えたことがある人は81.8%にのぼりました。できるだけ避けようと思っても、上司と関わる機会は多く、ストレスが溜まるため、「より自分の考えややる気を活かせる職場で働きたい」と感じる人が多いようです。
一般社団法人キャリアラボ代表理事の松田剛典氏は、「明らかにコミュニケーションに問題のある上司もいる中で、無理に我慢せずに転職をして環境を変えることが当たり前になりつつある」と考察を寄せています。その一方で、「部下との接し方に悩んでいる上司も少なくないため、周囲に相談してみるのもひとつの方法」とコメントしています。
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「上司と合わない」と感じた瞬間ラacンキング。「指示に納得できない」「感情的」を抑えた1位は“あの”態度