スポーツ専門チャンネル「ユーロスポーツ」は、女子競泳選手に対して性差別的な発言をした解説者ボブ・バラード氏をオリンピック中継の担当から外すと発表した。
問題になったのは、7月27日(現地時間)に行われた競泳女子4×100メートル自由形リレーでの発言だ。
インディペンデントによると、バラード氏は金メダルを獲得して会場を出ようとしたオーストラリア代表の選手たちに言及した際、「終えたようですね。ご存知の通り、女性というのはブラブラしたり化粧をしたりするものです」と述べた。
この発言に、一緒に解説をしていたリジー・シモンズ氏は「とても無礼です」と応じている。
シモンズ氏のコメントはソーシャルメディアで拡散し「性差別的な発言だ」「1930年台に後退したかのよう」「いつになったら学ぶんだろう。トレーニングを受けるべき」などの批判が投稿された。
【動画】シモンズ氏とパリ五輪の解説をする様子を紹介したバラード氏の投稿
ユーロスポーツは翌日、「昨夜の放送で解説者ボブ・バラード氏が不適切な発言をしたことを受け、同氏を解説から即時外すことを決定した」と発表した。
デッドラインによると、バラード氏は40年以上水泳やダイビング、水球を担当してきたベテラン解説者だ。バラード氏自身は、これまでのところ発言についてのコメントを発表していない。
ハフポストUS版の記事を翻訳しました。
オリジナルサイトで読む : ハフィントンポスト
【パリ五輪】女子競泳選手に性差別な発言をしたユーロスポーツの解説者、オリンピック担当を外される