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俳優の松岡茉優さんが福島県の魅力を発信する新作動画が、県公式YouTubeチャンネルなどで公開されている。
「ふくしま知らなかった大使」として活動している松岡さんは、これまで県内各地を巡って復興の歩みや魅力を発信し続けてきた。
これまでに制作された動画は16本で、総再生回数は1135万回を超えるという。
今回新たに公開された動画には、松岡さんがさらに深く福島を知り、より好きになっていく様子が収録されている。
新作動画は4本。会津や浜通りを巡る
ふくしま知らなかった大使とは、文字通り「福島を知らなかった」人たちの代表。
松岡さんは2021年に県知事から任命を受け、知った瞬間の驚きや新鮮な気持ちを大切にしながら、福島の今とこれからを届けている。
11月20、27日に公開された新作動画は、
①「現地視察篇ⅩⅢ ふくしまではじめた、新しいまちづくり(6分51秒)」
②「現地視察篇ⅩⅣ 海が香る街の復興と恵み(5分55秒)」
③「現地視察篇ⅩⅤ ふくしままっぷで巡る会津(7分0秒)」
④「ふくしま 知らなかった大使、みんなのありがとう篇(7分35秒)」
の4本。
県クリエイティブディレクターの箭内道彦さんが監修し、一部動画には元「モーニング娘。」で俳優の鞘師里保さんも出演している。
松岡さんと鞘師さんが「赤べこ」の絵付け
「現地視察篇XV ふくしままっぷで巡る会津」は、松岡さんと友人の鞘師さんが赤べこの視察に行くシーンから始まる。
鞘師さんが「赤べこ、見たことはあるんですけど詳しくは知らなかった」と言うと、松岡さんは「私も見てみたくて」と笑顔で応え、「赤べこには『病気から守ってほしい』という願いも込められてるんですって」と“豆知識”を披露した。
その後、工房「手作り体験ひろば番匠」で赤べこの絵付けを体験。
思い思いに筆を走らせ、「すっとぼけ顔、かわいい」と楽しそうに会話をしながら、それぞれの「オリジナル赤べこ」を完成させていった。
2人は続いて、戊辰戦争で約1カ月の激しい攻防戦を戦い抜いた「難攻不落」の名城として知られる「鶴ヶ城(会津若松城)」を訪問。
歴史を知った松岡さんは「今の美しい鶴ヶ城からは想像もできないくらい、大変な過去があったんですね」と神妙に語り、展望室に向かった。
会津の景色を一望し、「夕日が綺麗」と目を輝かせる2人。
松岡さんは「歴史や伝統を知り、福島の新しい魅力を知ることができましたね」と述べ、鞘師さんも「福島の伝統と新しい魅力と、伝えたいという思いもこれから松岡さんと一緒に知っていきたい」と決意を語っていた。
カレイの浜焼き、只見線も
ほかの3篇では、松岡さんが「カレイの浜焼き」を食べたり、2022年に全線運転再開したJR只見(ただみ)線を視察したりしている。
松岡さんは今回の新作動画について、「さらなる魅力、みなさまの復興への想いや活動にふれる機会をいただきました。これまでに出会った方々からお話も伺えて、より深く福島を知ることができ、ますます好きになりました」とコメントを寄せている。
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松岡 茉優(まつおか まゆ)
1995年2月16日生まれ。東京都出身。NHK連続テレビ小説『あまちゃん』(13)に出演し広く注目される。映画初主演となる『勝手にふるえてろ』(17)で、第42回日本アカデミー賞優秀主演女優賞を受賞、『万引き家族』(18)で同優秀助演女優賞を受賞。近年の主な出演作に映画『騙し絵の牙』(21)『ヘルドッグス』(22)『愛にイナズマ』(23)。ドラマ『最高の教師 1年後、私は生徒に■ された』(23)『ゆりあ先生の赤い糸』(23)などがある。
オリジナルサイトで読む : ハフィントンポスト
松岡茉優さん、福島を「ますます好きになりました」知らなかった大使の新作動画が公開中