「逆走車がいる」通報した米ドライバー、逆を走っていたのは自分だったと判明する

アメリカ・ネブラスカ州で、「逆走車がいる」と通報したドライバー自身が逮捕された。このドライバーは飲酒運転をしており、逆走していたのは自分だった。

ランカスター郡保安官事務所は8月31日、3月に起きた取り締まり動画をFacebookに投稿した。

動画には、高速道路を走行する車の車内と通報のやり取りが記録されている。

通報者は「ハイウェイ77号線を北側に向かって走っているんですけれど、逆走している人がいます」と報告し、さらに「車はライトをハイビームにしていた。私の車にぶつかって車線から外れそうになった」と危険を訴えている。

一連のやり取りの後、動画は保安官代理が逆走車を停止させる場面に。

停止させられたドライバーは、「どうして停止させられたかわかりますか？」と保安官代理に聞かれ「私が逆走していたからですね」と答えている。逆走の理由については「出口を見過ごしてしまったんだろう」と説明した。

さらにその後、逆走車について通報したのはあなたと尋ねられたドライバーは「そうだ」と認め「誰かが逆走していると思ったから」と述べた。

保安官代理に「それはあなただったのですね」と言われると「そうですね。ばかみたいだ」と答えている。

投稿によると、このドライバーは血中アルコール濃度が法定制限の2倍を超えていた。

保安官事務所は「大きな事故になる前に運転手を逮捕できた」とFacebookで伝えている。