イーロン・マスクが選んだ〝Twitter次期CEO〟はこの人

現在TwitterのCEOを務めているイーロン・マスクが「X/Twitterの新しいCEOを雇った」と発表しました。マスクはこの後任CEOが誰なのかを明かしていませんが、複数の報道によりこの人物の正体が明らかになっています。

*Category:テクノロジー Technology *Source：The Verge ,THE WALL STREET JOURNAL ,Linkedin ,NBCUniversal

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イーロン・マスクが「Twitter次期CEOを見つけた」と発表

マスク氏は12月、フォロワーに「Twitterのトップから退くべきか」を問う投票を行ってCEO交代を予告し、ユーザーの意向に従うと約束しました。この投票には約1750万件の回答が寄せられ、57.5％が「もうTwitterのCEOを行うべきではない」と回答しています。

Should I step down as head of Twitter? I will abide by the results of this poll.

— Elon Musk (@elonmusk) December 18, 2022

ただしテックメディア「The Verge」は、この世論調査は、マスク氏が後任CEOを探していることを示す最初の兆候とは言い難いものだと指摘しています。

イーロン・マスクがTwitterのCEOの後任を見つけたようです。

11月、テスラのCEOとしての報酬について法廷で証言した際、彼は「Twitterにいる時間を減らし、時間をかけてTwitterを運営する他の誰かを見つけると思う」と述べ、CEOとしての役割は最初から一時的なものであったとする以前の報道と一致した。

— 出典：The Verge

マスク氏はこの投票結果を受け、後釜となるような「愚かな人」を見つけ次第、CEOを辞任すると約束しました。この発表から4ヶ月が経過し、ようやく今回次期CEOが見つかったという形です。

Twitterの次期CEOは一体だれ？

マスク氏は次期CEOが誰なのかを明かしていませんが、「彼女は約6週間以内に仕事を始める」としていることから、女性であることはほぼ間違いないと見られています。

Excited to announce that I’ve hired a new CEO for X/Twitter. She will be starting in ~6 weeks!

My role will transition to being exec chair & CTO, overseeing product, software & sysops.

— Elon Musk (@elonmusk) May 11, 2023

米メディア「Puck News」のディラン・バイヤーズ氏によれば、新CEOはNBCユニバーサルの広告担当役員リンダ・ヤッカリーノ氏になるとのこと。

ヤッカリーノ氏はデータ戦略とテクノロジーの導入に長けており、広告ビジネスにも強い人物。また、NBCユニバーサルではプレミアム動画サービスも担当しており、Twitterが行っている事業に非常にマッチしています。なお「The Verge」によれば同氏とマスク氏には繋がりもあるとのこと。

TwitterとNBCユニバーサルは最近、2023年のオリンピックのNBCUの報道を増幅するために同サービスの提携拡大を発表し、ヤッカリーノはマスクに対して、TwitterはPeriscopeを復活させるべきだとツイートしています。また、彼女は最近、マイアミで開催されたPossible 2023のマーケティングイベントで、マスクに直接インタビューしています。

— 出典：The Verge

米経済紙「THE WALL STREET JOURNAL」もその後、彼女がTwitterのCEO就任に向けて「交渉中」であると報じ、NBCUの広報担当者が、ヤッカリーノ氏が現在、広告主へのアップフロント・プレゼンテーションの「リハーサルに明け暮れている」と述べたと伝えました。

NBCユニバーサルのリンダ・ヤッカリーノ氏がTwitterのCEOになる話が進んでいるようです

NBCユニバーサルの広告担当責任者であるリンダ・ヤッカリーノが、Twitterの新CEOになるべく交渉中であることが、事情に詳しい関係者の話で明らかになりました。

— 出典：THE WALL STREET JOURNAL

マスク氏は間もなくCEOではなくなりますが、彼はまだ会社を所有しています。そのため「The Verge」は「他の誰かに特定の肩書きを与えることで、Twitterの乱立が減るとは考えにくい」と指摘。なおマスク氏は、Twitter CEOを退いた後は「製品、ソフトウェア、システム担当者を監督する執行委員長兼CTOに移行する」としています。