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「オオタニサンにも有給休暇を」
「むしろ休んでないのが普通じゃない」
エンゼルスの大谷翔平選手は日本時間の4月13日、本拠地で行われたナショナルズとの試合を欠場した。ベンチ入りし代打の待機はしたが、今シーズン12試合目にして初めて出場しなかった。この対応に様々な声が寄せられている。
2023年は異例のスタートだった。レギュラーシーズンの前にWBCがあり、大谷選手は大車輪の活躍で日本代表を世界一に導いた。そのことからも、欠場に理解を示す声は絶えない。
大谷選手に久しぶりの「連休」
同試合の欠場は、大谷選手の疲労を考慮し休養させるための措置だったとネビン監督は説明している。大谷選手は前日12日のナショナルズ戦に「3番・投手」で出場。今シーズン最長の7回投げ、1安打無失点で2勝目を挙げていた。
打者としてはここまで11試合に出場。打率3割、3本塁打8打点。前日は四回にヒットを放ち、球団歴代6位タイとなる34試合連続出塁を記録していた。
レギュラーシーズンの前に開催されたWBCでは投打の二刀流でチームを牽引。自身も大会MVPを受賞したが、大会終了後はすぐにチームに合流し、シーズン開幕投手の大役も担っていた。
エンゼルスは14日に試合がないため、移動はあるものの、大谷選手にとっては久しぶりの“連休”となる。大谷選手は2022年9月4日のアストロズ戦以来、40試合ぶりの欠場だった。
過去に「スーパーマンでも休みは取る」と監督が発言
エンゼルスのフィル・ネビン監督は2022年シーズンでも大谷選手に休養日を設けている。
2022年6月に大谷選手を休ませた際には「彼はいつでもスーパーマンのように見えるが、スーパーマンでも休みは取る」などと語っていたという。
SNSでは「久しぶりの連休とか一般企業じゃありえないこと」「二刀流であれだけ頑張ってるんだから休養も必要だよね」「エンゼルスの判断が素晴らしい」などと理解を示す声が数多く寄せられた。
エンゼルスにとっても、大谷選手を休ませることで得られるプラス要素もある。
大谷選手は投手として登板する日以外は、指名打者(DH)でスタメンに名を連ねている。そしてマイク・トラウト選手がセンターを守っている。
大谷選手が休む日はトラウト選手をDHで起用し、他にもう一人の選手をスタメンで使うことができるのだ。実際に、13日の試合では「9番・センター」でブレット・フィリップス選手が先発出場し攻守で活躍を見せていた。
もちろん、大谷選手の“代わり”はいないが、チームの戦力を活かすことは長いシーズンを戦う上で重要なことだ。ある意味、大谷選手は休んでもチームに影響をもたらしていると言える。
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「オオタニサンにも有給休暇を」大谷翔平選手、40試合ぶりの欠場で連休に。監督は「スーパーマンでも休みは取る」と過去に発言