中でも、松本先生の指摘に対して出た『毎日経済新聞』の社説(1984年08月31日付)がものスゴイ内容です。松本先生の同著に掲載されているのを該当部分だけ以下に引用してみます。
—-
「ところでこのような論理的な説明は、しかし彼ら日本人が語ってはいけない言葉である。論理的であればあるほど、日本人が語ればわれわれの感情を傷つけやすい言葉である。このような論理は強者が弱者をみくびる論理であるため、時には不必要で衝撃的な結果をもたらすことにもなるであろう。二国間の深刻な貿易不均衡が現実に存在して、これに対する逆調国の国民的な不満が累積しているのに、黒字国がその罪をすべて逆調国になすりつけるように語ることは、二国間の善隣を阻害する破廉恥なことである」
⇒参照・引用元:『日韓経済摩擦 韓国エコノミストとの論争』著:松本厚治,東洋経済新報社,1986年(昭和61年)12月25日発行,pp176-177
※強調文字、赤アンダーラインは引用者による。
—-呆れる他ない言説です。
日本人は「韓国のおかしな主張」に対して論理的に反駁するな――と言っています。理由は「われわれが傷つくからだ」というのです。自分たちの非論理的な主張を恥じるでもなく、引っ込めるでもなく「日本人が言うな」と非難しています。このような国と一体なんの合意ができるでしょうか。論理的な話をするなというのですから。
古田博司先生が自らの経験を開陳された「『史料を見なさいよ』と言うと『韓国に対する愛情はないのかー』と激高する」と同根の態度ではないでしょうか。
松本先生の同著は1986年刊行で、もう36年も前のものですが、このような韓国人のメンタリティー、態度はいまだ解消されていないようにも見えます。まったく度し難い話です。
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【速報】韓国「韓国のおかしな主張に対して日本は論理的に語るな。我々が傷つく」