異例の早さで梅雨が明け、例年にない「災害級」の暑さが続いています。
熱中症の予防のためにも、昼夜問わずエアコンを使う人も多いかと思いますが、気になるのは電気代。電力ひっ迫により、経済産業省も、熱中症に気をつけながら節電を心がけるよう呼びかけています。
フィルターなどの掃除をする方法もありますが、相応の手間がかかります。すぐに実行できて、簡単にできる方法はないのかーー。
そう感じる人には、大手エアコンメーカーのダイキンが紹介している節電方法が便利。習慣を少し見直すだけで取り入れることができそうです。
4つのポイントをまとめました。
▽エアコンを効率的に使う
- 帰宅したら、まずお部屋を換気して熱を逃がす
- エアコンと扇風機やサーキュレーターを併用
- 風をつくって体感温度を下げる
- 2週間に1度、フィルターを定期的に掃除する
換気をして猛烈な熱気を部屋の外に逃がしてからエアコンをかけると無駄な電気を使わず、すばやく部屋を冷やすことができます。2カ所の窓を開けるのが効率的。2つの窓は対角線上にあるとさらに◎。
人間は同じ温度でも風があたると涼しく感じます。エアコンの設定温度を下げるよりも、エアコンの風量を強くする方が使う電気代が少なくなるのでおすすめだそう。
▽リモコンを上手に使う
- 風量は自動設定にし、余分な電力を使わないようにする
- 設定温度を下げる前に、風量を強くする
- スイッチの入切で温度調節を行うのはやめる
- 温度ムラを解消して効率的に室内を冷やす
エアコンは、スイッチを入れて急に部屋を冷やす際に多くの電気を使うため、強風の方が効果的。部屋にいるときは、自分でスイッチを入切して温度調節を行うのではなく、エアコンの温度調節機能に任せるようにするのが良いといいます。
夏の日中、多くの場合、30分程度の外出であれば、スイッチを切るよりも、つけっぱなしにしておいた方が消費電力を抑えられるそう。
▽室外機の周囲を点検する
- 室外機の吹き出し口をふさがないようにする。
- 室外機は日陰に設置するか、日除けで直射日光を防ぐ。
エアコンの運転中、室外機は常に放熱しています。室外機の吹き出し口付近やその周囲にものを置いたり、カバーで覆ってしまったりしないよう注意。冷却効率が著しく低下する恐れがあります。
室外機用カバーなどは放熱をさまたげ、余分な電気を使用するため、冷房使用時はなるべく外すほうが良いそうです。
また、室外機は、できるだけ日陰に設置するほうが節電につながります。
▽家全体でできる節電対策を行う
- 太陽の熱を室内に入れないようさえぎる
- 涼をとる工夫を、積極的に取り入れる
室内では、カーテンやブラインドで日差しをさえぎることで、窓からの熱を防ぐことができます。光と赤外線を反射してくれる白い色がおすすめだといいます。
室外では、植物やすだれ、よしずが活用して日差しをさえぎることができます。特に植物は、葉から水が蒸発するときに気化熱をうばって涼しくしてくれるそう。留守中は、雨戸を閉めておくのも効果的です。
オリジナルサイトで読む : ハフィントンポスト
エアコンの節約、簡単にできるコツは? 掃除以外にも効率的な方法があります