番組の取材で、運航会社は数年前に従業員を一斉に解雇し、事故を頻繁に起こすようになった実態が浮かび上がってきました。
■数年前に…ベテラン“解雇”
捜索に参加した釣り船の船長 :「俺らみたいな船頭だったら、途中で引き返したり、はなから(出港を)やめるとか、そういうふうにすると思う。経験の浅さでは、ないかな」
なぜ、こうした悲劇が起きてしまったのでしょうか?番組の取材で、観光船の運航会社では、事故の数年前に“ある異変”が起きていたことが分かりました。
運航会社を知る人物:「一流のベテランばっかり4、5人いた。責任者ばかり4、5人いた。それを(社長が)全員解雇した」
運航会社を知る人物によりますと、2、3年前に社長が代わり、そのタイミングで従業員を一斉に解雇したというのです。
運航会社を知る人物:「(Q.船の会社とは、そういうもの?)ありえないでしょ。経験者は残し、何人か解雇して、補強するというのが普通。全員解雇してということは、会社が困るとかかかわらず、安く使いたかったということ。この事故は、あるべくしてあったよ」
海上保安庁の関係者も、次のように話します。
海上保安庁関係者:「昔は、地元の名士みたいな人が社長だった。しかし“地方特有の感じ”でダメになった。今は、『普通じゃない会社』『船員をコロコロ代える会社』。近年、頻繁に事故が起こるようになった」
事故を起こした「KAZU1」は、去年5月に海上の浮遊物と衝突し、乗客3人が軽傷を負う事故を起こしました。その翌月には、今回と同じ豊田徳幸船長(54)が座礁事故を起こしています。
その豊田船長は先月、フェイスブックに「ブラック企業で右往左往です」と投稿していました。
【独自】運航会社 数年前に「全員解雇」…船長自ら“ブラック企業” 知床観光船事故
[2022/04/25 11:26]
https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000252601.html
☆おすすめ記事☆
続きを読む
オリジナルサイトで読む : あじあニュースちゃんねる
【速報】知床沈没船の会社、5ちゃんねらーもドン引きのブラック企業だった・・・