ウクライナの平和を願った特別なコーヒー「INORI ブレンド」を猿田彦珈琲が発売した。パッケージは、ウクライナ国旗と同じく黄色と青のツートンカラーになっており、可愛らしいマトリョーシカ人形が描かれている。
3月18日にコーヒー豆、25日からはドリップバッグを直営店とオンラインで販売しているが、30日時点でドリップバッグが売り切れになるほどの人気となった。この商品の収益は全額、在日ウクライナ大使館を通じてウクライナ避難民の生活支援・人道支援として寄付するという。
SNS上では購入者から「一日も早く平和が訪れますように」と声が上がっている。
■パッケージのマトリョーシカに込めた思いは?
平和への願いを込めて、「豊さの象徴」であるマトリョーシカ人形をデザインしたパッケージが印象的だ。マトリョーシカ人形は開くと一回り小さい人形がいくつも入れ子になっている工芸品で、今では世界中の人々に親しまれ、ウクライナでも多く作られている。
ウクライナのマトリョーシカは中を開けていくと、同じ絵柄ではなく、おじいちゃん、おばあちゃん、お父さん、お母さん、子供たち、孫、犬…と、幸せで子沢山な大家族が出てくるのが特徴だ。
これを受けてデザインされたパッケージには、「ウクライナの人々が家族全員で幸せな日々を暮らせるように」という祈りが込められているという。
■代表取締役の大塚朝之氏のコメント「一日でも一時間でも早くウクライナに平和」を
猿田彦珈琲株式会社の大塚朝之代表取締役は、INORIブレンドについて以下のようにコメントを寄せている。
「私たちがウクライナに行って戦争を直接止める方法がないことに、無力であることを痛感させられる毎日です。一日でも一時間でも早くウクライナに平和が訪れ、国民の命がひとつでも多く守られることを切に願っております。コーヒー屋として私たちが今できる最大限の行動をとって、支援に繋がればと考えております」
オリジナルサイトで読む : ハフィントンポスト
マトリョーシカのパッケージに込めた思いは? 猿田彦珈琲、ウクライナ支援のコーヒーを発売