» iPadに負けてくやしいの? Googleが「Androidタブレット」の自社開発を再スタートしそうな兆候が見つかる
Appleが12年間もの間解決していないiPadの欠点を、Googleが偶然にも解決してしまったとテック系メディア「wccftech」が報告しています。
*Category:テクノロジー Technology|*Source:wccftech ,SteveJobsArchive
iPadに「計算機が存在しない」という問題を、Googleが解決してしまう
AppleのiPadは故スティーブ・ジョブズが残した素晴らしい製品ですが、2010年に初代が発表されて以来の欠点もあります。それは、計算機アプリがないことです。
iPadに計算機が存在しない理由には、スティーブ・ジョブズが初代iPad向けの計算機アプリを開発していた開発者に「完成度が低い」として認めなかったという経緯があります。それ以来Appleは「計算機アプリは開発中」としたまま現在に至る、ジョブズの名残とも言える「愛すべき欠点」です。このストーリーの詳細は、記事末の関連記事で解説しています。
とはいえ、iPadで計算機を使いたい、というユーザーも少なくはないはず。ところが最近になって、この問題を「Googleが図らずとも解決してしまった」と「wccftech」が指摘しています。
Googleは最近、Chrome OS向けの計算機アプリをWeb上でリリースしました。このWebアプリは、Chromeを使うことができるデバイスであれば、誰でもアクセスすることができます。
このアプリは、大画面のタブレット端末に最適化されたUIになっています。もちろんこのアプリは主にChrome OS向けに開発されたものですが、iPadでもページにアクセスすれば使えるため、図らずともGoogleはAppleの長年の課題を解決したことになります。
ただし、これはアプリではなく、あくまでWebアプリです。そのため、ユーザーはオンライン時にしかこの機能を使うことはできません。とはいえ、大画面に最適化された計算機アプリは少なく、なおかつ公告つきのアプリがほとんどだった現状を考えると、Googleの計算機はかなりありがたい存在です。
このGoogleの計算機アプリへのアクセスはこちら。iPadのSafariでもアクセスできるので、計算機を頻繁に使う方はiPadのホーム画面に追加しておくと便利そうです。
オリジナルサイトで読む : AppBank
ジョブズが残した「iPadの愛すべき欠点」をGoogleが解決してしまう