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高さ50センチでも一瞬で押し流される。津波の恐ろしさが分かる実験映像【トンガ噴火】

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人工津波の実験映像

南太平洋のトンガの火山島で1月15日午後(日本時間)、大規模な噴火が発生し、周辺では1メートル近い津波が発生するなど影響が広がっています。

日本でも16日午前10時時点で岩手県に津波警報が出され、引き続き警戒が必要です。

津波の恐ろしさが伝わる1分間の映像を、気象庁がYouTubeで公開しています。動画には、人工的に発生させた津波の実験シーンが映っています。

通常の波と津波では、どう違うのでしょうか?映像では、普通の波は「寄せて返す」のに対し、津波は「押し寄せ続ける」という特徴の違いがあることが分かります。

続いて、高さ50センチの人工津波の実験映像では、ロープにつかまった人が波の威力で一気に押し流されています。わずか50センチの高さとは思えないほどの強い衝撃を受け、つかまるものがなければ大人でも流されてしまうほどの勢いであることが伝わります。

津波警報と津波注意報、違いは?

気象庁が発表する津波警報・注意報には、「大津波警報」「津波警報」「津波注意報」の3つの種類があります。どのような違いがあるのでしょうか?それぞれの発表基準や想定される被害、とるべき行動について、気象庁は次のように説明しています

大津波警報・・・予想される津波の高さが高いところで3mを超える場合。木造家屋が全壊・流失し、人は津波による流れに巻き込まれます。沿岸部や川沿いにいる人は、ただちに高台や避難ビルなど安全な場所へ避難してください。

津波警報・・・予想される津波の高さが高いところで1mを超え、3m以下の場合。標高の低いところでは津波が襲い、浸水被害が発生します。人は津波による流れに巻き込まれます。沿岸部や川沿いにいる人は、ただちに高台や避難ビルなど安全な場所へ避難してください。

津波注意報・・・予想される津波の高さが高いところで0.2m以上、1m以下の場合であって、津波による災害のおそれがある場合。海の中では人は速い流れに巻き込まれ、また、養殖いかだが流失し小型船舶が転覆します。海の中にいる人はただちに海から上がって、海岸から離れてください。

津波警報と津波注意報の違いは?

津波警報・注意報と避難のポイントとして、気象庁は以下のような点を挙げています。

・震源が陸地に近いと津波警報・注意報が津波の襲来に間に合わないことがあります。強い揺れや弱くても長い揺れを感じたときは、すぐに避難を開始しましょう。

・津波の高さを「巨大」と予想する大津波警報が発表された場合は、東日本大震災のような巨大な津波が襲うおそれがあります。直ちにできる限りの避難をしましょう。

・津波は沿岸の地形等の影響により、局所的に予想より高くなる場合があります。ここなら安心と思わず、より高い場所を目指して避難しましょう。

・津波は長い時間くり返し襲ってきます。津波警報・注意報が解除されるまでは、避難を続けましょう。

津波のピクトグラムも

避難する前にぜひ知っておきたい、津波に関するピクトグラムもあります。

津波来襲の危険が想定される場所に設置されている『津波注意』、津波から安全に避難できる場所(高台)という情報を伝える『津波避難場所』、津波から安全に避難できるビルであることを示す『津波避難ビル』。これらの記号も、避難時の参考にしてください。

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オリジナルサイトで読む : ハフィントンポスト
高さ50センチでも一瞬で押し流される。津波の恐ろしさが分かる実験映像【トンガ噴火】

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