歌手のブリトニー・スピアーズ氏の後見人制度の解除が、認められていたことがわかった。
BBCなどによると、現地時間の11月12日、ロサンゼルスの裁判所が2008年に始まった父親らによる後見人制度の終了を決定した。
スピアーズ氏は2021年6月、ロサンゼルスの裁判所で開かれた審理で、後見人制度は「虐待」であり終わらせて欲しいと求めていた。
この日、スピアーズ氏を支援するためにファンたちが裁判所の外に集まっており、スピアーズ氏は「#FreedBritney」のハッシュタグとともに、ファンたちが歓喜の声を上げる様子をおさめた動画をInstagramに投稿。
この投稿をInstagramで見る
スピアーズ氏はこの後見制度をめぐり、「結婚して子どもが欲しかったが後見人から認められなかった」とも訴えていた。
2021年9月には、後見制度解除をめぐる闘いを一貫してサポートしてきた恋人のサム・アスガリ氏との婚約も発表していた。ようやく自由の身となったスピアーズ氏の幸せな生活を祈りたい。
■父親らが後見人となった経緯は?
父親のジェイミー・スピアーズ氏が、ブリトニー・スピアーズ氏の後見人となったのは、スピアーズ氏が26歳だった2008年だった。
後見人は、メンタルヘルスの問題を抱えているなどして財産を管理できない場合、本人に代わり財産などを管理する制度だ。
スピアーズ氏は2000年代中旬にメンタルヘルスの問題が悪化し、2008年に2度入院させられた。
そして自身の資産や体調管理をすることが難しいと判断されたため、父親のジェイミー氏と弁護士のアンドリュー・ウォレット氏が共同後見人になって、ブリトニー氏の仕事や資産、ふたりの子どもとの関係を管理することになった。
ウォレット氏は2019年に後見人を辞めたが、ブリトニー氏の強い抵抗にも関わらず、ジェイミー氏はこれまで後見人にとどまっていた。
しかし近年、ジェイミー氏が後見人を続けていることに対する批判が高まっており、スピアーズ氏のファンは「#FreeBritney(ブリトニーを自由に)」というハッシュタグを作って、「成功した女性が、自分が稼いだお金をコントロールされるべきではない」と訴えてきた。
オリジナルサイトで読む : ハフィントンポスト
ブリトニー・スピアーズ、13年ぶり自由の身に。後見人制度の解除が認められ、ファンも歓喜の声