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『ドラゴン桜』最終回、桜木健二の言葉からドラマを振り返る。「大人こそ見るべき」と反響も【名言まとめ】

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弁護士・桜木健二を演じる阿部寛さん

ドラマ『ドラゴン桜』(TBS系)が6月27日、いよいよ最終回を迎える。東大合格を目指した「東大専科」の生徒7人の未来に注目が集まっている。

2005年に放送されたドラマの「続編」にあたる今作。前作と同様に、阿部寛さん演じる弁護士・桜木健二の名言が多くの視聴者の胸を打った。

その言葉とともに、ドラマのこれまでを振り返る。

「言葉による暴力」やSNSでの誹謗中傷に1話から切り込む

名言は注目された初回の放送から飛び出した。

「力でねじ伏せるのも暴力、言葉でねじ伏せるのも暴力、人を騙してスマホ、SNSで(人を)陥れるのも立派な暴力だ」

スマホが普及し生徒たちがSNSを使いこなす時代。実際の社会でもSNSでの誹謗中傷や言葉の暴力が問題となっているが、桜木は、西山潤さん演じる小橋と西垣翔さん演じる岩井の2人の生徒に向かってこう言い放った。

前作が放送された約15年前と比べ、生徒に訴えることも時代と共に変わった。

この桜木のセリフについて、視聴者からは「今の時代を反映してる」「桜木、言葉の暴力にちゃんと触れたな」などと反響が広がった。

第3話では「搾取」をテーマに“あの言葉”も

「今週、名言多かった」などと視聴者の間で話題となったのが第3話。

反響を呼んだのは物語の終盤のシーン。「なぜ、勉強なんてしなければいけないのか」と疑問に思う龍海学園の生徒たちに桜木はこう問いかける。

「世の中は平等だ、世の中は自由だ、差別なんか一つもねぇ。そう刷り込まれてきた。だが実際はそうじゃねぇ。どんなに努力しても、どんなに力を振り絞っても、本質を見抜く力がなければ権力者と同じ土俵にすら立てないんだよ」

このシーンで桜木は、役人が決めた社会のルールに搾取され続けながら生きることへの危機感を生徒たちに説いた。搾取されないためには物事の本質を見抜く力が必要だと訴えたのだ。 

そしてこれに続く形で、「あの言葉」が登場する。

 「搾取される側の人間になりたくなければ、不満ばかりという人生を送りたくなければ、お前ら勉強しろ!バカとブスこそ、東大に行け!」 

ドラコン桜といえば、15年前の前作でも桜木が生徒たちに言い放ったこの言葉がよく知られている。

「バカとブス」という表現は明らかに時代錯誤で過激な言葉にも聞こえる。放送直後のTwitterでは「バカとブスこそ…は続編では流石にないと思ったのに」という声もあがっていた。

一方で、あくまでも「ドラマ」というフィクションの中で、“世間から搾取されるな”という強いメッセージを訴えかけるために、桜木は続編でも「あえてこの言葉を(生徒に)伝えたのかもしれない」という見方も。

放送を見た人からは「いきなりこの言葉が出てくるんじゃなくて、それまでに至る思いが桜木からちゃんと伝わった」などという声もあった。

「要らない命」など無い。桜木がある生徒に訴えたこと

第5話では桜木が一人一人の命の大切さをある生徒に訴えた。反響を呼んだのは、細田佳央太さん演じる原健太と桜木が対峙するシーン。

発達障害を抱える健太は「東大専科」に入って勉強をし始めたが、鈴鹿央士さん演じる同級生の藤井遼から嫌がらせを受けたことも影響し「僕は皆みたいに出来ない」「皆の邪魔になる。迷惑を掛ける」と塞ぎ込んでしまう。

そんな健太に対し、桜木が伝える。

「要らない命か。んなもんあるわけねぇだろ!出来ないからなんだ?そのために仲間がいるんじゃねぇのか」

自分の存在がクラスの邪魔になると考えた健太だったが、桜木は全力で否定した。仲間を頼るように訴えかけ、健太は考えを改める。

 視聴者からは「感動して涙が出た」「すごく心に響いた」「受験どうこうじゃなくて、とても大事な考え」などと反響が寄せられた。

桜木が「ゴミ」と言い放ったものは?

第6話では東大専科が「勉強合宿」を実施した。

長澤まさみさん演じる水野直美は前作で、自らも同じ合宿で1日15時間以上も勉強したことから同様のカリキュラムを組んできたが、桜木はこれを「お前はいつの時代を生きてんだ」と案を却下する。

続けて、このように水野に伝える。

「(お前の成功体験は時に邪魔になる。)古き良き伝統の教育法も時代がたちゃ、ただのゴミだ。強制と服従だけの時代は終わったんだ。あいつらにはな、今の子どもの価値観がある。まずはそれを認めることだ」

セリフにはさらにこう続きがあり、保護者となる大人に向けてもメッセージを伝えた。

「(子どもの考えや力を)認めたうえで信じてやる。大人の役割はそのふたつだけだ」

Twitterには「大人たちにも響く内容」「ドラゴン桜って受験生というか大人こそ見るべき作品だなとたまに思う」などと桜木の言葉に対する反応が寄せられた。

「第一関門」を前に受験生に伝えた言葉

最終回前の第9話では、生徒たちが「大学入試共通テスト」に挑んだ。

1日目の試験を前に教室に集まった生徒に対し、桜木は1人ひとりに東大合格を目指す理由を聞いていく。

それぞれの答えを受け取ると、桜木は生徒全員に対してこう投げかけた。

「自分の将来は周りが決めるんじゃねぇ、世の中の流れに乗るもんでもねぇ。自分の人生が自分で作る。人生はどうなるかじゃなく、どうするかだ!」

最終回は6月27日午後9時から放送される。2次試験に向けて追い込みをかけ最後の試験に挑む生徒たち。

一方、その裏で展開されてきた学園の買収計画をめぐる攻防はどうなるのか。

第9話の放送では、最終回で「助っ人」が登場することが明らかになっている。

この「助っ人」については、Twitterで予想合戦が繰り広げられている。前作に矢島勇介役で出演していた山下智久さんや香坂よしの役で出演していた新垣結衣さんの名前が挙がっている。

物語の結末とともに、助っ人の正体も注目を集めている。

弁護士・桜木健二を演じる阿部寛さん

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Source: ハフィントンポスト
『ドラゴン桜』最終回、桜木健二の言葉からドラマを振り返る。「大人こそ見るべき」と反響も【名言まとめ】

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