夏のはじめから暑さに耐えられない…
この時季の不調には、ポイントがあるといいます。
「呼吸が浅くなる、暑さがこもる、睡眠不足になるなどの溜まっていく疲労です。夏の出だしは、これを意識して養生することでうまく過ごすことができます」(瀬戸先生)
それぞれに合ったツボを教えていただきましょう。
源保堂鍼灸院(東京都渋谷区)の瀬戸郁保先生に、オススメのツボを教えていただきましょう。
この時季の不調には、ポイントがあるといいます。
「呼吸が浅くなる、暑さがこもる、睡眠不足になるなどの溜まっていく疲労です。夏の出だしは、これを意識して養生することでうまく過ごすことができます」(瀬戸先生)
それぞれに合ったツボを教えていただきましょう。
「精霊は、手の甲の小指の骨と薬指の根本をたどった骨の真ん中にあるツボです。威霊は、中指と人差し指の根本をたどった骨の真ん中です。
この2つはよくセットで使うので、呼吸が浅くなっているときは両方を押してみましょう。押しながら気持ちを落ち着かせ、深呼吸をしていくと、やがて呼吸が回復します」(瀬戸先生)
▼通里(つうり)
「通里は手の内側で小指側にあり、手首の内側の一番太いシワを小指側へなぞったときにあるくぼみから、肘に向かって親指1本分下がったところにあるツボです。血管を拡げる働きがあり、熱を外に放出しやすくすることができます。皮膚がやや薄いので、じんわり優しく15秒くらい押しましょう」(瀬戸先生)
▼璇璣(せんき)
「左右の鎖骨を結んだ中央部のくぼみ(天突/てんとつ)から、親指の幅1本分下がったところにあるツボです。自律神経をリセットするのに効果的で、特に交感神経から副交感神経に切り替えるのに効果的です。
疲れが溜まって怒りっぽくなっているときや、寝不足で逆に目が冴えてしまうときによいです。優しくトントン叩くようにすると、眠りにつきやすく、睡眠が深くなります」(瀬戸先生)
▼労宮(ろうきゅう)
これからますます暑さは厳しくなってきます。
「明るいイメージの夏は消耗の季節でもあるので、ツボを使って養生するほか、水分はしっかり補充しましょう。トマト、きゅうり、スイカといった夏の食べ物もほどよく取り入れ、身体に涼を呼び込んでほしいと思います」(瀬戸先生)
ちょっとした不調を感じたらその段階で養生して、本格的な夏を元気に乗り切りましょう。
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知ってる?暑さによる「イライラ」や「疲れ」に効く手のツボ。夏の出だし、溜まっていく疲労に要注意