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保育所への送り迎えなどに、電動アシスト自転車を使う人も多いのではないでしょうか。
特に都市部では車での送迎が制限されるケースも多く、今後も電動アシスト自転車の需要が増えると見込まれています。
一方、自転車の後ろに座っている子どもが負傷する事故も発生しています。国民生活センターが5月29日、「幼児同乗中の電動アシスト自転車の事故」について注意を呼びかけました。
医療機関ネットワークによると、自転車の後ろに子どもを乗せて走行中に事故が発生した事例は、2019年度以降の5年間で207件寄せられています。中には、太ももの大腿骨(だいたいこつ)を折るなど、重いけがを負った事例も複数あるようです。
実際にどのような状況で子どもがけがをする事故が起こっているのでしょうか。医療機関ネットワークに寄せられた事故の情報をいくつかご紹介します。
①子どもが自転車から体をはみ出したことにより、大腿・下腿が障害物と接触
・保護者の運転する電動アシスト自転車後部の幼児用座席に乗っていたところ、子どもの右足とガードレールが接触し、受傷した
・保護者が運転する電動アシスト自転車後部の幼児用座席に乗っていたところ、徐行して車止めのポールを通過する際に子どもの右大腿がポールに接触し、股関節を開く形で受傷した。
②子どもが自転車から体をはみ出したことにより、頭部が障害物と接触
・自転車後部の幼児用座席に乗せて走行していたところ、電柱をよけようとした際に子どもの頭がふられて電柱に接触し打撲した。
③子どもの足が車輪に巻き込まれる「スポーク外傷」
・保護者が運転する自転車の後ろの荷台に乗っている最中、左足が車輪に巻き込まれた。幼児用座席は使用しておらず、サンダルを履いていた。
国民生活センターによると、テストの結果、自転車の後ろに設置した幼児用座席に乗った子どもは視界が悪く、前方の標識や電柱などの障害物がほとんど見えないようです。
子どもにはシートベルトやヘルメットを適切に装着させ、身体を自転車からはみ出さないように声かけをすることが必要です。
また、狭い道を走る際は、後ろに乗せた子どもが障害物と接触しないように、自転車から降り、押し歩くようにした方が良さそうです。
また、子どもを自転車に同乗させる時には、荷台に乗せず、必ず年齢や身長に合った幼児用座席を使用しましょう。小学生以上の子どもを自転車に同乗させないことも重要です。
オリジナルサイトで読む : ハフィントンポスト
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