【関連記事】ジャニーズ事務所でほかに2人が性加害をしていた。東山社長がBBCに明かす
故ジャニー喜多川氏以外に、2人のジャニーズ事務所スタッフが所属タレントに性加害をしていたとBBCが報じたことを受け、同事務所から名前を変更したSMILE-UP.が3月28日、リリースを発表した。
SMILE-UP.はリリースで「弊社は、昨年の『外部専門家による再発防止特別チーム』の調査の時点で本事象を認識しており、当該2名について再発防止特別チームにもご説明済みです」と説明している。
性加害問題を調査した再発防止特別チームが2023年8月29日に発表した報告書には「ジャニーズ事務所のマネージャーがジャニーズ Jr.に対して性加害を行っていたという報道があったが、特別チームの調査でも、ジャニー氏以外にも、ジャニーズ事務所の社員による性加害があることが確認された」と書かれている。
SMILE-UP.はこの性加害をした2人の社員について「再発防止特別チームで調査済みで、2023年9月までに関係法令及び就業規則等に従って厳正に対処した」とリリースで述べている。
具体的にどのように対処したかは書かれていない。
また、この2名のスタッフによる性加害について「これまで性被害を申告した被害者からの具体的な申告は受けていない」とした上で、「今後申告があった場合は、申告内容の検証と被害救済に真摯に対応する」としている。
BBCは2024年3月28日に、SMILE-UP.の東山紀之社長のインタビュー記事を掲載した。
東山氏は取材で「ほかに2人のジャニーズ事務所スタッフが少年タレントを性的に加害していたと聞いている」と明かし、被害者については「どなたなのか理解していない」と、述べた。
ジャニー喜多川氏による性加害問題は、BBCが2023年3月に放送したドキュメンタリーで報じられた。
番組では元所属タレントが被害を訴え、その後カウアン・オカモト氏ら他のタレントによる告発も続いた。
この問題でジャニーズ事務所は記者会見を開いており、2023年10月の記者会見で、「被害者救済委員会」に478人の申し出があったと述べている。
BBCは2024年3月30日に、続編となる「捕食者の影 ジャニーズ解体のその後」を放送する予定だ。
オリジナルサイトで読む : ハフィントンポスト
ジャニー喜多川氏以外のスタッフによる性加害、事務所は2023年8月に把握済み「厳正に対処した」