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日本中がピンクや赤のハートで飾られ、店頭には様々なチョコレートやスイーツが並ぶバレンタインデー。
日本では少し前まで、女性から男性にチョコを渡すのが定番だったが、近年は自分のために「ご褒美」チョコを買う人も増えているようだ。
しかし、すべての国がチョコをプレゼントしてバレンタインデーを祝うわけではない。
木製スプーンや豚グッズを交換したり、独り身を悲しんで黒い麺料理を食べるシングルのための記念日があったり、海外のバレンタイン文化は面白くてちょっと変わっている。
ここでは、そのうちの10の文化を紹介しよう:
豚が幸運と欲望を象徴することから、ドイツではこの時期、豚をモチーフにしたグッズや食品が街に並ぶ。
イタリアのバレンタインデーは別名「恋人たちの日」。基本カップルのみが祝う日だという。もしあなたが恋をしていないなら、この日は普通の日と変わらない。
デンマークでは、赤いバラの代わりにスノードロップの花を贈り合うのが一般的。また、男性がゲッケブレウ(gaekkebrev)と呼ばれる面白いポエムが書かれたカードを匿名で女性に贈る習慣がある。差出人を当てることができた女性は、男性からその後のイースターでイースターエッグをもらえる。
中国でもバレンタインデーは定着してきているが、中国には「中国式バレンタインデー」と呼ばれる七夕節(Qixi)のお祭りがある。旧暦太陰暦で7月7日に祝われ、ほとんどの場合は8月にあたる。伝統的には女性が夫のために祈ったり、裁縫技術の向上を願ったりすることが知られている。
エストニアのバレンタインデーは「友情の日」とも呼ばれ、ロマンチックな関係を超えた愛を讃える日となっている。また、独り身の人は新たな恋を探すためのバス、その名も「ラブバス」に乗車することができるという。
バレンタインデーの存在も知られているが、チェコで愛の日といえば5月1日だ。この日恋人たちは、幸せと健康を願って桜の木の下でキスを交わす。
ウェールズ人はバレンタインデーを祝う代わりに、ウェールズの愛の守護聖人、聖ドウィンウェンを1月25日に祝う。 ウェールズの伝統的でロマンチックな贈り物にラブスプーンがある。スプーンにはそれぞれ意味の異なる柄やシンボルの彫刻が施されている。今では、ラブスプーンは結婚式や記念日、出産を祝って贈られることも多い。
韓国では日本と同様、バレンタインデーには女性が男性にチョコレートを贈るのが定番。そして1カ月後のホワイトデーに、もし2人が両想いであれば男性が女性に豪華なお返しをする。そして、バレンタインデーにもホワイトデーにも縁がない人には3つ目の記念日、4月14日のブラックデーがある。これは、独り者が集まり、黒味噌を使った麺料理、チャジャンミョン(ジャージャー麺)を食べ、恋人がいない切なさを「追悼する」習慣だ。
バレンタインデーを祝う習慣は定着しているが、2月14日にはケープタウンにある最も象徴的な観光スポットであり歴史的な場所のひとつ、ロベン島で特別な合同結婚式が開催される。毎年恒例のこのイベントは、およそ20年間続いている。
アメリカのバレンタイデーは、男女の恋仲だけでなく、家族や友達、学校のクラスメイトや先生、仕事場の同僚など、愛する人や感謝する人たちにプレゼントを渡したり、交換したりする。店頭には日本同様、ハート型の箱に入ったチョコレートが沢山並ぶが、ギフトに決まりはない。チョコなどのスイーツをはじめ、花束やカードが一般的だ。愛を周りに見せつけるため、恋人の職場に花束を送る男性も少なくない。
ハフポスト南アフリカ版の記事を翻訳、編集、加筆したものです。
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