霜が降ると葉が肉厚に
「気温が下がる冬の時季は一層緑色が濃くなります。また霜をかぶると葉が肉厚になってきます。そうなると甘味も増して美味しくなります。
そのため、葉の緑が鮮やかで濃いもの、葉が厚くしっかりとピンとしているものがオススメです。さらに茎にハリとみずみずしさがあり、ピンと全体が立っているものがより新鮮な証です。
また、この時季になると多く出回る根付きの小松菜は、より日持ちしやすいです。軸が太くて立派なものが多く、軸のシャキシャキとした食感が楽しめます。
小松菜は野沢菜と同じアブラナ科なので、煮物や炒め物ばかりでなく、軸が太いものは塩漬けにすると野沢菜漬けと同じように食べられます。
野沢菜は生では入手しにくいですが、小松菜なら簡単に手に入るので、もし根付きの軸太の小松菜を見つけたら、ぜひ塩漬けにしてみてください」(吉田さん)