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1月、新しいNISA(少額投資非課税制度)が始まった。
これまでになく投資への関心が高まっており、NISAデビューしていない人も興味を持ち始めているかもしれない。
利用者は新NISAをどんな目的で使い、毎月いくらぐらい積み立てているのか。家計診断・相談サービス「オカネコ」を手がける400Fが新NISAの利用についてアンケート調査すると、平均積み立て金額が約6万円と高めになっていることがわかった。
アンケートはオンラインで行い、全国のオカネコ利用者1594人から回答があった。回答者は50代が最多で27.7%、40代(26.9%)、30代(18.4%)、60代(14.7%)、20代(6.8%)、70歳以上(5.0%)だった。20歳未満も0.5%いた。
回答者の世帯年収は「400万円未満」(28.2%)が一番多かった。「400万〜600万円未満」(19.1%)、「600万〜800万円未満」(16.6%)、「800万〜1000万円未満」(10.5%)、「1000万〜1200万円未満」(6.5%)、「1200万円以上」(9.1%)、「分からない」(10.0%)。
新NISAを利用している人は37.8%。始めていないものの、利用を検討している人は20.0%だった。
新NISAの利用者を対象に、目的について複数回答で尋ねたところ、「余剰資金を増やすため」が69.9%で最も多かった。次いで「老後の資金を貯めるため」(63.5%)となった。400Fは余剰資金を資産運用に回し、将来に備えている人が多い傾向にあると分析している。
「非課税保有期間が無期限になったから」「成長投資枠とつみたて投資枠が併用可能になったから」など制度改正によってNISAの魅力度が増したと感じていることが窺える自由回答もあった。
新NISAでは年間360万円まで非課税で金融商品を運用できるようになった。内訳は「つみたて投資枠」が120万円、「成長投資枠」が240万円だ。
つみたて投資枠は年間40万円から120万円に拡大された。アンケートで毎月の積み立て金額を尋ねたところ、「9万〜10万円未満」(36.5%)が最多だった。「5万〜6万円未満」(15.3%)、「3万〜4万円未満」(10.1%)と続いた。
平均の積み立て金額は、6万689円だった。
同社のデータによると、2023年までのNISAの積み立て金額に比べて3万7273円も増えているという。
積み立て金額は年代別でみると、20代が4万5465円、30代が5万8973円、40代が6万1703円、50代が6万5224円、60代が6万3444円、70歳以上が6万9000円だった。
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新NISA、みんなの積立金額が高かった。家計診断サービスの調査で明らかになった平均は月◯万円超え