1: 通りすがりのコメンテータ中国の戦術は基本的に毛沢東の遊撃戦論である。それは16文字で表される「敵進我退、敵駐我撹、敵疲我打、敵退我追」である。
尖閣諸島における中国船舶の動きを見ると、まさしくこの原則通りではないだろうか。
日本が前に出れば下がる(敵進我退)し、日本が下がれば出てくる(敵退我追)。
そして日本の動きをじっと見ながら領海から出る素振りをするが出ない撹乱(敵駐我撹)や、巡視船の隙を見ては漁船を追っかける(敵疲我打)行動を繰り返している。しかし、ここで忘れてならないことは、「昔から中国の領土である」とか「自国漁船の乱獲を監視する」などと称して居座り続け、時間の経過とともに言を濁らせて常駐状況を作り出すことだ。
その例を我々は南中国海における人工島に見ることができる。尖閣諸島についてもこれまではEEZ(排他的経済水域)や領海への侵入や居座り日数の多寡であったが、2023年ついにブイの設置に踏み出した。
EEZや領海への侵入(第1歩)に始まり、同域への侵入頻度や滞在日数の増大でほぼ常駐状態(第2歩)にした。
そうすると、ブイの設置はどうしても日本が撤去など「中国のもの」に手を触れざるを得ない行動(第3歩)に出てきたのではないか。
中国は「日本よ、どうする」と見ているに違いない。
略その中国が、尖閣諸島ではブイの設置という大きな一歩を踏み出した。
略ところで現上川陽子外相は約4年ぶりに開かれた日中外相会議後の臨時会見で「ブイについて即時撤去を求めました」語っている。
また別のところではブイの撤去について聞かれ、中国側の解釈・見解もあるという主旨の、煮え切らない答えをしている。
死刑執行を拒否する法務大臣もいた中で、敢然として多くの囚人の死刑執行を行ってきたことから、中国に向き合う姿勢も歴史に照らして厳しいのではないかと予想していた筆者であるが、腰を折られた感なきにしも非ずである。
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