海外メディア「奇跡だ」→羽田空港事故、JAL乗客「全員脱出」に驚く報道相次ぐ

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東京・羽田空港で1月2日、日本航空(JAL)の旅客機と海上保安庁の航空機が衝突し、炎上する事故が発生した。

この事故で海保機に乗っていた6人中、5人が死亡、1人は重傷。詳しい原因などはまだ明らかになっていないが、警視庁は業務上過失致死傷の疑いで事故の経緯などを捜査する方針だ。

一方、JAL機に搭乗していた乗客、乗務員379人は全員避難することができた。この避難の成功について、海外メディアは「奇跡だ」と驚きとともに報じた。

滑走路上で炎上する日本航空機=2日午後6時34分、東京・羽田空港

CNNは「避難の成功は現代の安全基準と日本航空独自の厳格な安全文化の組み合わせによるもの」と伝えた。

英クランフィールド大学で安全性と事故調査を専門とするグレアム・ブレイスウェイト教授はCNNの取材に対し、今回の事故ですべての乗客と乗務員が避難できた背景には、1985年に起きた乗客・乗員524人のうち520人が亡くなるJAL機の墜落事故があったと指摘。この事故は、1機の飛行機によって最も多くの人命が失われた航空事故として歴史に刻まれており、JALの安全への強いこだわりに大きく影響しているとしている。

「彼らは、標準的な運用手順とすべてを適切に行うことに関して非常に厳格な文化を持っています。それが、今回の場合、乗務員が非常にうまく機能したように見える理由の1つです」

ガーディアンは羽田空港の事故について「乗客が『奇跡』の脱出」と報じた。

元民間パイロットのロジャー・ホイットフィールドさんは同紙の取材に「まず第一に、私たちは奇跡を目撃したと言わなければならない。あの飛行機から乗客全員を降ろした方法は、ほとんど信じられないほどです」と述べた。

BBCは事故について速報で伝え、「日本航空516便に搭乗していた全員が脱出できたことは驚異的である。専門家によれば、彼らの生存には完璧な避難と新技術が大きく貢献したという」と報じた。

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