客室乗務員が全ての乗客に挨拶する「本当」の理由。単なる「フレンドリーな声かけ」ではなかった

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飛行機に搭乗する時はいつも、客室乗務員たちが笑顔で挨拶してくれる。

それは一見、ただのフレンドリーな挨拶に見えるが、実はそれだけではない。

笑顔で「こんにちは」と声をかけてくれる時、客室乗務員たちは私たち乗客の全身をくまなくチェックしているのだ。

何のため？

まず第1の理由として、緊急時に援助してくれそうな乗客（ABP=able bodied personの略）を探すためだ。

ABPには、軍人やパイロット、看護師や医師、消防士まで、さまざまな人が含まれる。

客室乗務員として働くキャット・カマラニさんは、2021年に話題になったTikTok動画で「皆さんが飛行機に搭乗し、私たち客室乗務員の笑顔を見ている時、私たちは皆さんの全身をチェックし、『ABP』を探しているのです」と述べている。

子どもや高齢者、障害者などは、非常口付近など特定の座席への着席が認められない場合があるため、

他にも、客室乗務員のベス・バーノフさんは「乗客が持っている荷物の数をチェックしています。もしクーラーボックスを持っている人がいたら、中に何が入っているのか聞かなくてはなりません」とワシントン・ポスト紙に述べている。

更には、乗客が酔っ払っていないかも確認している。客室乗務員は「こんにちは」と声がけをし、反応を見て乗客の酔っ払い具合をチェックしているのだ。

こうした点以外にも、客室乗務員は搭乗口でさまざまな不審な行動もチェックしている。

次の空の旅からは、客室乗務員が笑顔で挨拶してくれている時、そこには「挨拶」以上の意味があることを覚えておき、敬意を示そう。

ハフポストUS版の記事を翻訳・編集しました。