脱走した雄牛、NYへの通勤電車を45分遅延させる「レッドブルのPRかと思った」

ニューアークのペン駅の線路でたたずむ雄牛(2023年12月14日)

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アメリカ・ニュージャージー州で、逃げ出したと思われる雄牛が12月14日、同州ニューアークとニューヨーク州をつなぐ電車に大幅な遅れを生じさせた。

ニューヨークのテレビ局WABCによると、この雄牛は午前10時30分頃、ニューアークのペン駅で目撃された。

乗客の一人は「レッドブルアリーナがすぐそこなので、レッドブルのPRか何かなのかと思いましたが、牛はただ駆け回っていました」と同メディアに話している。

電車を運行するニュージャージートランジットは、線路にたたずむ牛の写真をSNSに投稿し、「警察の活動により、ニューアーク・ペン駅とニューヨーク・ペン駅との間で最大45分の遅延が発生しています」と伝えた。

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その後、警察官らがニューアーク・リバティー国際空港近くの柵のある場所に雄牛を囲い込み、捕獲した。

雄牛は重さ800ポンド(約362キロ)ほどで、鎮静剤を打たれてニュージャージー州の動物保護施設に搬送された。

この一件に関連した負傷者は報告されていない。雄牛がどこから来たのかはまだわかっていないものの、保護施設ではリカルドと名付けられたという。

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ニュージャージー州で牛が交通を混乱させたのは今回が初めてではない。

2006年には、体重600ポンド(約270キロ)の雄牛が道に逃げ出し、警察官らが10時間かけて追跡する事案が発生。この時には、出身地南アフリカで牛を扱った経験のある動物管理官が捕獲に貢献した。

ニューヨーク州では、2021年に雄牛がロングアイランドの高速道路を通行止めにしたほか、2017年にはブルックリンの道を歩いているのが見つかり、捕獲されている。

ハフポストUS版の記事を翻訳しました。

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脱走した雄牛、NYへの通勤電車を45分遅延させる「レッドブルのPRかと思った」

Marco Margaritoff