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1.6兆円を「無料地図」で稼ぐ方法

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Googleマップ」を利用すれば、初めて行く場所でも道に迷わず目的地にたどり着けます。そんな便利なGoogleマップは無料で利用することができます。

しかしGoogleは、無料で提供されているGoogleマップで多額の収益を得ています。GoogleがどのようにしてGoogleマップで稼いでいるのかについて、海外YouTubeチャンネル「Logically Answered」が解説しています。


*Category:テクノロジー Technology *Source:Logically Answered,wikipedia

Googleマップの主な収益源とは?


Googleは2004年に地図ベースの企業である「Where 2 Technologies」や「Keyhole」、そして携帯電話の位置情報を使って、ほぼリアルタイムの交通データを作成できる「ZipDash」を買収しました。そして2005年にGoogleマップのサービスを開始します。その後、航空写真やストリートビューの機能を搭載し人気のサービスとして成長していきます。

そして、スマートフォンが登場したことによって、Googleマップはより多くのユーザーを獲得しました。Googleが提供するAndroidは今や何十億人もの人々が利用しています。その全てのAndroidにはGoogleマップがプリインストールされています。

そのため、ほとんどのAndroidユーザーは、Yahoo Mapsなどの他社サービスではなくGoogleマップを使うようになります。こうしてGoogleマップは10億人以上の月間アクティブユーザーを獲得しました。実際、スマートフォンからの収益はGoogleマップの収益の90%近くを占めています。


Googleマップは、地球を常に撮影している何十もの衛星や何百台ものストリートビューカーからの何百万時間ものデータを処理し、シームレスにつなぎ合わせて提供されています。また、ナンバープレート、顔、家、その他個人を特定できる情報をぼかす処理も行われています。

Googleマップは無料で提供されているにもかかわらず、機能的で最新の状態を維持するために多くの維持費がかかっているのです。


しかしGoogleマップは2023年だけで約1.6兆円以上の収益を上げると見積もられています。また現在、Googleマップには約9兆円の価値があるともいわれています。Googleはどのようにして、無料で提供され、物理的リソースを多数必要とするGoogleマップで収益を上げているのでしょうか?

Googleマップには主に2つの収益源があります。1つは広告料です。Googleマップを見回すと、スターバックスなどの一部の店が目立って表示されることがあります。一般的にGoogleマップにビジネスや場所を掲載するのは無料ですが、企業がGoogleに料金を支払えばより目立ちやすく表示させることができます。


もう1つの収益源はAPIです。レストランや地元のボーリング場のウェブサイトにアクセスすると、小さな地図が表示されることがあります。また、請求先住所や配送先住所を入力し始めると、住所が自動入力されることがあります。これはGoogleのAPIのおかげです。

ビジネスアプリケーション用APIの利用料金は比較的安価で1回あたり約3円です。しかし、もし毎年30億人がこれを使うとしたら、それだけでGoogleはたった1つのAPIから多額の収益を得ることになります。

無料で提供されているGoogleマップは多額の維持費がかかるものの、広告やAPIを活用して収益を得ているのです。

オリジナルサイトで読む : AppBank
1.6兆円を「無料地図」で稼ぐ方法

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