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『イン・ザ・ハイツ』などの作品で知られるメキシコ出身の俳優メリッサ・バレラさんが、パレスチナ自治区ガザ地区への空爆や地上侵攻を続けるイスラエルを非難するコメントをSNS上に投稿したとして、映画『スクリーム』シリーズのキャストから外された。Variety誌など複数の海外メディアが報じている。
BBCやThe Hollywood Reporterによると、バレラさんはこれまで、イスラエル軍とイスラム組織ハマスの軍事衝突に関してSNS上で複数回にわたって言及。
自身のインスタグラムのストーリーで、「ガザは現在、強制収容所のように扱われている」「全ての人を追い詰め、行き場もなく、電気も水もない……人々は歴史から何も学んでいない。歴史がそうであったように、人々は今なお成り行きを静観している。これはジェノサイド(大量虐殺)であり、民族浄化だ」とつづっていた。
バレラさんのこうした投稿の後、映画『スクリーム』の制作会社スパイグラスは本作のキャストからバレラさんを外したことを明らかにした。同社は声明で、「スパイグラス社のスタンスは極めて明確です。私たちは反ユダヤ主義や、ジェノサイドと民族浄化への虚偽の言及、ホロコーストの歪曲、ヘイトスピーチの一線を明らかに越えるようなものを含む、いかなる形の憎しみの扇動を一切容認しません」との見解を示した。
シリーズ続編『スクリーム7』の監督を務めるクリストファー・ランドンさんはXで、「これが私の声明です。何もかも最悪だ。怒鳴るのはやめて。これは私が下した決断ではない」と投稿。その後、投稿は削除されている。
降板が報じられた後、バレラさんはインスタグラムに新たなメッセージを投稿した。
「何よりもまず、私は反ユダヤ主義とイスラムへの憎悪を非難する。どのようなグループに対する憎しみや偏見も非難する」とした上で、こう続けた。
「宗教や人種、民族、性別、性的指向、社会的・経済的地位に関係なく、この地球上の全ての人は、平等な人権と尊厳、そして当然自由を得る権利がある」
「これ以上犠牲者が出ないように、これ以上暴力が起こらないように、そして平和的共存のために、私は昼も夜も祈っている。最も必要としている人々のために声を上げ続け、平和と安全、人権と自由のために主張し続ける。私にとって沈黙という選択肢はない」
オリジナルサイトで読む : ハフィントンポスト
イスラエルを非難した俳優、『スクリーム』シリーズから降板。「これはジェノサイドだ」と訴えていた