「殻付きのままお湯に入れて作るだけなのに、なぜかいつもゆで卵が割れてしまう…」そんな悩みを抱えている人は多いでしょう。実は、ゆで卵が割れる原因は作り方にあります。
今回は、ゆで卵作りに失敗しないための簡単なコツを紹介します。ゆで卵の茹で時間や保存期間についても解説するので、ぜひこの記事を参考にしてくださいね。
目次
-茹でているときにひびが入る主な原因3つ
-ゆで卵が割れない方法!
-中身が飛び出すのを防ぐ方法!中身が出たときの対処法も紹介
-ゆで卵の作り方!水から何分?火加減はどのくらい?
-ひび割れしたゆで卵は長期保存できない!なるべく早めに食べよう!
-まとめ|ちょっとした工夫でゆで卵を割らずに作ることができる
ゆで卵が頻繁に割れる場合、以下のようなことが原因として考えられます。1つずつ解説していきます。
ゆで卵が割れない方法は、後ほど詳しく紹介します。
冷蔵庫から取り出してすぐのキンキンに冷えた卵をお湯の中に入れると、卵の殻が割れてしまいます。
冷蔵庫で冷やしていた卵の温度はおよそ3〜6度。この低温状態からいきなり沸騰したお湯に入れると、大きな温度差が生まれます。すると、卵の殻はこの急激な温度変化に耐えられなくなり、割れてしまうのです。
「卵は水圧によってゆっくり落ちるから割れることはない」と考える人は多いでしょう。しかし、卵の殻は繊細で割れやすく、お湯を張った鍋にどれだけ静かに入れてもひびが入ることがあります。
鍋の深さやお湯の量は、卵のひび割れに関係ありません。後ほど紹介する卵の入れ方を、ぜひ参考にしてくださいね。
「鍋底に激しくぶつけることなく卵をお湯に入れられたのに、いざ取り出してみると割れていた…」なんて時は、卵同士がぶつかってひびが入った可能性があります。
主な原因は、沸騰したお湯の中から盛んに出ている気泡です。この気泡によって卵がコロコロと動くことで卵同士がぶつかり、割れてしまうのです。
ほんのちょっとしたコツを取り入れるだけで、卵が割れるのを防ぐことができます。手間や時間がかからいない簡単なコツなので、今日からすぐに実践できますよ。
上記の内容を順に紹介します。
卵が割れる原因の1つに急激な温度変化があると説明しましたが、その対処法として、卵を常温に戻しておくと良いでしょう。
調理する30分〜1時間前を目安に、冷蔵庫から卵を取り出しておくのが理想です。キンキンに冷えた卵を使う場合と比較して、卵とお湯の温度差が小さくなり、卵が割れにくくなります。
急ぎの場合は、約40度のお湯に卵を入れて数分浸けておくのも効果的ですよ。
沸騰したお湯の中に卵を入れるのではなく、火をかける前に卵を入れましょう。水から茹でると急激な温度変化を防げるので、ひび割れのないゆで卵を作ることができます。
火力が強すぎると、ひび割れしたりゆで卵が固くなりすぎたりします。卵を入れた後は、中火で温めましょう。後ほどゆで卵の作り方を詳しく紹介するので、記事の後半もチェックしてくださいね。
卵を手で入れると、どうしても鍋の底にぶつかってひび割れができてしまいます。卵を鍋に入れる際は、お玉に卵を乗せてそっと鍋の中に入れましょう。鍋の底に当たる際の衝撃を最小限に抑えることができますよ。
おたまが水に浸かった瞬間すぐに卵を落とすのではなく、鍋の底におたまをつけながらゆっくり卵を入れるのがポイントです。
ゆで卵を作るときは、卵同士が当たらない程度の個数を茹でましょう。入っている卵の数が多いと、気泡によって動いた卵同士がぶつかりやすくなり、ひび割れができてしまいます。
大量のゆで卵を作りたい場合は、大きめの鍋を用意してくださいね。
どれだけ気をつけていても、卵が割れてしまうことはよくあります。下記の対策を知っておけば、万が一割れてしまっても安心です。
卵の中身が出てしまったときの対処法も紹介します。
卵と一緒に、塩と酢をお湯の中に入れましょう。塩や酢には、卵の主成分であるたんぱく質を凝固させる働きがあります。もしも卵がひび割れしてしまったとしても、中身が飛び出るのを最小限に抑えることができますよ。
塩と酢の量は少量なので、卵の味に影響することはありません。以下の量を目安に、試してみてくださいね。
塩と酢の目安量(卵2個の場合)
ひび割れが激しい場合は、お湯の中から卵を取り出して電子レンジで加熱しましょう。アルミホイルで卵を包んで温めれば、卵が爆発することなくゆで卵を作れますよ。
使うもの
作り方(固ゆでの場合)
アルミホイルを電子レンジで加熱すると、火花が飛んだり発火したりするおそれがありますが、アルミホイルが沈むまで水をたっぷり入れることで放電を防げます。
ゆで卵には、お湯から茹でる方法と水から茹でる方法があります。水から茹でる場合、鍋の大きさや水の量によってお湯が沸騰するまでの時間が異なるため、同じ茹で時間でも条件によって仕上がりがバラバラになるデメリットがあります。
しかし、水から茹でると卵が割れにくいメリットがあるので、ゆで卵がよく割れる人は、水から茹でる方法をおすすめします。
ゆで卵の作り方
茹で時間によって固まり方が異なります。ぜひ、料理に合わせた固さに仕上げてみてくださいね。
茹で時間
殻を剥いたりひびが入ったりした卵は雑菌が付着しやすくなるため、あまり日持ちしません。ゆで卵を保存する場合は、以下の期間を目安に保存してくださいね。
ゆで卵の保存期間
卵にひびが入っていることに気づかず購入してしまった場合は、その日のうちに加熱処理をして食べましょう。卵による食中毒といえばサルモネラ菌が有名ですが、サルモネラ菌は75℃で1分以上加熱すれば死滅するといわれています。
加熱度、少しでもニオイや見た目に異変を感じたら、食べずに捨てましょう。食中毒を引き起こさないためにも、使用した調理器具や食器は洗剤でしっかり洗ってくださいね。
ゆで卵を作る際、卵を冷蔵庫から出して常温に戻したり水から茹でたりすることで、ひび割れを防ぐことができます。もしも割れてしまった場合は、今回紹介した電子レンジを使った方法を試してみてください。
また、ゆで卵は茹で時間によって固まり方が変わります。使う料理に合わせて、ぜひ茹で時間を調整してみてくださいね。
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。
(Onnela掲載記事:『ゆで卵が割れる原因は?ひび割れしたゆで卵は日持ちする?割れない方法と基本の作り方を解説!』より転載)
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