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8月に大阪府内で開催された音楽フェスに出演した韓国出身のDJ SODAさんが、観客から胸などを触られる被害を受けたと訴えていた問題で、主催者のTryhard Japanは11月3日、観客3人に対する刑事告発を取り下げたことを明らかにした。
Tryhard Japanと、DJ SODAさんが所属するEight Bulls Corporationは連名で声明を発表。この中で「DJ SODAは、この事件について、被疑者3名からそれぞれ謝罪文を受け取り、被疑者らが深く反省し、悔いていることを確認したため、この謝罪を受け入れて被疑者らを許すこととし、金銭賠償を含まない形での和解を成立させました」と報告した。
和解の成立を受け、TryHard Japanは警察に出していた刑事告発を11月1日に取り下げたという。
DJ SODAさんは、2社連名の声明文を添えた上で、「私は被疑者たちを許して善処することにしました」とX(旧Twitter)に投稿した。
DJ SODAさんは8月、大阪府泉南市で開かれた音楽フェス「MUSIC CIRCUS’23」に出演した際、複数の観客から胸などを触られる被害を受けたとSNS上で報告していた。
DJ SODAさんは当時、「ファンの方々ともっと近くで楽しんでもらうために、公演の最後の部分でいつものようにファンの方々に近づいた時、数人が突然私の胸を触ってくるというセクハラを受けました。あまりにも大きな衝撃を受けて未だに怖くて手が震えています···」と、恐怖をつづっていた。
別の投稿では、「私がどんな服を着ていたとしても、私に対してのセクハラと性的暴行は正当化できないと言いたい」と強調。
「私は人々に私に触ってほしいから露出した服を着るのではない。 私は服を選ぶ時、自己満足で着たい服を着ているし、どの服を着れば自分が綺麗に見えるかをよく知っているし、その服を着る事で自分の自信になる」などと述べていた。
DJ SODAさんからの被害の訴えを受け、Tryhard Japanはその後の声明で「このような行為は性暴力、性犯罪であり、断じて許すわけにはいきません」との見解を示し、法的措置を取ることを表明。
同社は、DJ SODAさんに対する不同意わいせつや暴行の疑いで、観客3人を大阪府警に刑事告発していた。
オリジナルサイトで読む : ハフィントンポスト
DJ SODAさんの性被害問題、フェス主催者が観客3人への告発取り下げ。「謝罪受け入れる」