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「ホルモンに振り回された20代」を経て…バービーさん流・更年期への備え方

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パーソナリティの馬場典子さんがゲストを迎え、健やかに美しく生きるためのヒントを聞くラジオ「私 からだ 上手にやさしくつきあえる毎日を。」(大塚製薬ニュートラシューティカルズ事業部 presents)。 

7月2日の放送回では、ゲストのバービーさんに、これから迎える更年期についてお話を聞きました。   

ホルモンの揺らぎに振り回される日々

馬場典子さん(以下、馬場):ご無沙汰しております。

バービーさん(以下、バービー):ご無沙汰ですね!

馬場:バービーさんは、ご自分でもYouTubeの番組「バービーちゃんねる」で生理や女性の体について発信していらっしゃいますよね。これが大変話題になって。

バービー:皆さんがこんなに受け入れてくれると思ってなくて、驚いてます。

最初は「初めての生理」っていう、これから初潮を迎えるであろう子たちに生理用品の使い方を説明した動画を作ったんですけど、「女性のためになにかを!」っていう気概はまったくなくて。

私自身が生理が重い方なので「毎月こんなに苦しめられてるものなのに、なんでメディアではやらないんだろう?」っていう、単なる「?」から始めた活動ですね。

馬場:生理が重いとのことですが、これまでに婦人科系の不調はありましたか?

バービー:元力士の舞の海さんはかつて「技のデパート」と呼ばれましたが、私は「婦人科系疾患のデパート」でございます(笑)。

馬場:今でこそそんなふうにおっしゃられていますが、実際は大変でしたよね。

バービー:特に20代後半から30代にかけて、一気にいろんな症状や病気が出始めたんです。

でも「そりゃそうだよな」っていう生活をしてたんですよ。朝までお酒を飲んだり、睡眠時間も短かったり、タバコもすごい吸ってました。仕事にも遊びにも全力で、アクセルをベタ踏みした状態で生きていたので、つけが回った感じはしますね。

馬場:具体的にはどんな症状があったんですか?

バービー:生理が重いのはもちろん、ピルを飲み始めたら体質的に合わず、産婦人科に通ううちにまた別の疾患が見つかったり…。そういうことの繰り返しでした。

「自律神経が乱れてるから、枕を変えた方がいいのかな」とか「歯ぎしりをよくするから歯科矯正した方がいいのかな」とか、本当にいろんなことをやりましたね。

馬場:とにかく少しでもよくなるように、生活の改善を試みたんですね。

バービー:30代に入ってからはそうですね。「婦人科系の疾患のみならず、日々の健康をコツコツ作り上げていくことが生理痛やPMSを軽減することにつながるのかな」と思いながら、いろんなことをやってました。

徹底したシミュレーションで不安に備える

馬場:バービーさんは現在39歳ということで、更年期はまだ少し先ですよね。ですが、今も年齢ならではの心や体の変化を感じることはありますか?

バービー:感じてますね。女性特有のものだけじゃなく、白髪が増えたり、体の柔軟性がなくなったりとか。

私は疾患がたくさんあって、その治療のためにホルモン療法薬を使うことがあるので、ホルモンの揺らぎの怖さをよくわかってるんですよ。だから、更年期でホルモンが減少したり、揺らいだりするのがものすごく怖いです。

馬場:「経験してるから大丈夫」ではなく、「それがフルバージョンで来ちゃうんじゃないか」って怖さがあるんですね。

バービー:そうですね。しかも、自然の摂理でどれぐらい続くかわからないから、今から何かできないか調べてはいますね。

馬場:どんなことを調べましたか?

バービー:更年期外来のあるクリニックや、そこで受けられる治療についてです。

例えば、女性ホルモンを自然な形で低下させていくにはどんな治療をしたらいいのかなと考えたときに、パッチタイプのシールを貼った方がいいのか、それとも漢方薬で穏やかに体を慣れさせていったほうがいいのか…など、自分の中でいろいろとシミュレーションしてます。

馬場:実際にクリニックに足を運んだとかではなく?

バービー:そうですね。

馬場:どんなことでもしっかりシミュレーションするんですか? 今のお話だと、相当なパターンを想定していらっしゃいますね。

バービー:はい。ホルモン療法薬を飲みながら生活している時に、漢方を飲んだりハーブティーを飲んだりといろんな対処療法をやってきたので、更年期を迎えた時にも応用できるかなと考えていたりはします。

馬場:今から準備はしているけれど、「準備してるから安心」というよりは、少し不安の方が先立っているところがあるんですね。

バービー:そうですね。

馬場:私の場合は、今が更年期真っ最中で。程度はたぶん軽い方だと思うんですけど、症状が最初と今で移り変わりました。 

初めは寝汗がすごかったんですけど、最近は寝起きの時に、ちょっと指の関節が痛くて。「痛い!」まではいかないんですけど、しいて言うなら痛いなぁって。 

「なんでも相談できる婦人科」を持っておく

パーソナリティーの馬場典子さん(左)とバービーさんパーソナリティーの馬場典子さん(左)とバービーさん

馬場:私は今のバービーさんぐらいの年齢の時に、体に変化がありました。今思うと、若い頃ってわりと気力で乗り切れたんですよ。筋力とかベースの基礎体力があったんだと思います。でも、40歳前後から、病気しなくてもちゃんと睡眠とってても、すごく疲れやすくなって。

以前は、つらい時ほど気力で乗り越えられてたんですよ。眠いな、つらいな、だるいなって思っても気力が湧いてきたんですけど、だんだん体がつらいと気力が湧かなくなってきたんです。 

バービー:えー!そっか…。

馬場:気力って、最低限の基礎体力があって初めて湧いてくるものなのかもしれないな、と思いました。若くて健康な時には気づかなかったんですけど、体力があるかないかって、病気がないこととは違った意味で、健康にとって大事なことなんですよね。

バービー:そう考えると、私はすでにいろんな変化を感じているかも。

馬場:どんなことを感じています?

バービー:今も汗が止まらないですし。真冬でもこうなんですよ。

馬場:代謝がいいんですか?

バービー:首から上だけ熱いんです。

馬場:あ、それはちょっとホットフラッシュに近いのかもしれないですね。それで眠れないとか、異様に汗をかくことで疲れるとなったら、クリニックで診てもらってもいいかもしれませんね。

バービー:そうですね。実は、クリニックは行きつけが何軒かあるんです。いろいろとお話できるクリニック、この疾患はこのクリニック、この治療はこのクリニックという感じなので、困ったらすぐ相談しようと思います。

馬場:困りごとを細分化して「この先生にはこれを安心して任せられる」という感じですか?

バービー:そうです。「話を聞くよ」ってスタンスのクリニックにまず行って、そこから紹介状をもらうのが一番いいんじゃないかな、と私は思ってます。入り口として、なんでも相談できる先生とのつながりを持っていますね。

馬場:なにかに困ってからじゃなくて、まず話を聞いてくれる先生とつながるのが、バービーさん流のクリニックの見つけ方なんですね。すごくいい情報をありがとうございます。

更年期を迎えるのは不安だと思いますが、いざご自分が更年期になったら、バービーさんらしく発信されそうですね。

バービー:うーん、その気力があればいいなと思います。

馬場:更年期は約10年とは言われていますが、症状には本当に個人差があるみたいです。人によっては「更年期が終わると女性じゃなくなるんじゃないか」って不安や寂しさを覚える一方で、終わると「こんなに楽な生活になって嬉しい」って思える方もいると。

バービー:そうなりたいですね。若いころから、本当にホルモンに振り回される人生だから。男性には振り回されないけど、ホルモンには振り回されてばっかりです(笑)。

馬場:大変なこと、でも大事なことをこんなに楽しくお話できるのは、やっぱりバービーさんならではだと思いました。ありがとうございました。

この記事は、ハフポスト日本版と朝日放送テレビ(ABCテレビ)の共同企画です。

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「ホルモンに振り回された20代」を経て…バービーさん流・更年期への備え方

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