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世界保健機関(WHO)が、飲料や食品に使用されている人工甘味料アスパルテームを「ヒトに対して発がん性がある可能性」のリストに掲載しようとしている、と報じられている。
アスパルテームは炭酸飲料やガムなど、様々な商品で使われている。
関係者がロイターに語ったとされる内容によると、WHOの国際がん研究機関(IARC)の審査後、アスパルテームは7月14日にリストに掲載されるという。
しかし、この決定にはヒトがこの製品を安全に摂取できる量は考慮されていない。
この判断を下すIARCの広報担当者は、調査結果は7月まで非公開とするが、報告書は「発がん性を理解するための最初の基本的なステップ」になると述べた。
IARCは以前にも、徹夜で働いたり、レッドミート(牛・豚・羊などの哺乳類の肉)を食べることを「ヒトに対しておそらく発がん性がある」と分類し、批判された。
IARCによると、スマホの利用も「発がん性がある可能性」があり、アスパルテームと同じカテゴリーに分類されている。
今回の報告書に対し、専門家の意見は大きく二分している。
国際甘味料協会(ISA)のフランシス・ハントウッド事務局長は、「IARCは食品安全機関ではなく、アスパルテームの評価は科学的に包括的でなく、信ぴょう性のない研究に強く基づいている」と述べた。
一方、WHOと国連食糧農業機関(FAO)の合同食品添加物専門家委員会(JECFA)は1981年、アスパルテームは1日の摂取量の範囲内であれば安全だとの見解を示してきた。
紛らわしいことに、JECFAも7月14日、アスパルテームに関する独自の評価を発表する予定だという。
規制当局や企業は、JECFAとIARCが同時にアスパルテームの再評価をすることで混乱が生じるのではないかと懸念している。
ハフポストUK版の記事を翻訳・編集しました。
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人工甘味料アスパルテーム WHOが「発がん性がある可能性」リストに掲載へ【海外報道】