青春に欠かせないイベントといえば、何が思い浮かびますか? 部活動、修学旅行、体育祭と色々ありますよね。中でも外せないのは文化祭! そして文化祭といえば、バンドのステージ演奏が目玉の一つです。楽器や歌の上手い下手ではなく、あの瞬間は間違いなく青春の1ページになるでしょう。そんな青春音楽映画の紹介です!
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2016年公開。
気になる女の子を振り向かせるため、ロックバンドを結成。背伸びしてカッコつけたり、急に髪を染めてみたりと、思春期真っ盛りな主人公にムズムズする作品です。
劇中の音楽がとても素敵で、まるで長いMVを見ているかのようでした!
主人公のコナーは、学校前に佇んでいたミステリアスな女性に一目ぼれ。
彼女を誘うためにコナーが取った咄嗟の行動は、「僕らのバンドのMVに出演しない?」と声をかけることでした。でも実際は、バンドなんてやっていなかったのです。
後戻りできなくなったコナーは、数少ない友人とともに急いでバンドを立ち上げるのでした。
コナー役のフェルディア・ウォルシュ=ピーロさん。歌手としても活動している、マルチタレントです。役に入り込んだ歌い方が本当に上手で、物語の序盤ではぎこちない感じが、終盤では見違えるほどのスター性を発揮していました。
コナーが惚れた相手は、ラフィーナという駆け出しモデルの女性でした。
彼女への熱烈なアピールのため、それまでずっと黒髪で大人しいヘアスタイルだったのを金髪に染めてみたり、メイクしてみたりと、とにかくコナーはラフィーナの気を引こうとします。
しかし校則の厳しい高校ではそれが許されず、怒り狂った校長に体罰を喰らわされるのでした。
ラフィーナ役のルーシー・ボイントンさん。
『ボヘミアンラプソディー』など、ヒット作にも出演しており、一時期はジョニー・デップと交際の噂が立つなど、恋多き女優さん。ハリウッドきってのおしゃれさんとしての名を馳せています。
バンドなんてやってないのに、ラフィーナをMVのモデルに誘ってしまったコナー。これはもう、嘘を誠にするしかありません。
変わり者の友人、ダーレンをマネージャー兼カメラマンとして起用し、手あたり次第にバンドメンバーを募集し始めます。
「黒人がいた方がカッコイイ」という理由で誘われたンギグ、楽器なら何でもこなすウサギ好きのエイモン、その他集まったメンバーで、とりあえず第一弾のMVを撮るのでした。
最初に撮られたMVがコチラ。意図的に高校生が作った感を出せるのは、作曲者のセンスが凄いって事ですね!
思春期らしさにムズムズする。でもこれこそ青春! 大人の方もあの頃を思い出せる作品なので、ぜひ見てみて下さい!
2000年公開。
音楽雑誌のライターになった少年と、駆け出しのロックバンド、そして追っかけの女性の恋愛関係を描いた作品。雨の日にしっとりと見たくなるような映画です。
主人公のウィリアムは、娯楽の一切を禁止する母親のもとで育てられました。息子に弁護士になってもらうため、テレビやゲームは無し、そしてロックなんて馬鹿な音楽、絶対に聞いちゃダメ! という教育方針。
それに反発したウィリアムの姉は家を出て行くのですが、その際にこっそりとロックバンドのレコードを譲り受けたのです。それが原因で、ウィリアムはロックにどんどんハマっていくのでした。
ウィリアム役のパトリック・フュジットさん。実際にバンドマンとしても活動しています。
音楽雑誌のライターとなったウィリアムは、成り行きで「スティルウォーター」という駆け出しバンドのツアーに同行します。
そこへ追っかけとして現れたのがペニー・レイン。ウィリアムは彼女に恋をしましたが、実はペニーには恋人がいたのです。
それは、スティルウォーターのリーダーであるラッセル。しかしこの男も中々厄介な人間で、三角関係はどんどんこじれていくのでした。
ペニー・レイン役のケイト・ハドソンさん。ラブコメの女王と呼ばれた女優さんです。
スティルウォーターはウィリアムの同行を認めはしましたが、彼らバンドマンにとって音楽ライターは敵なのです。
「どんな悪口を書かれるか分かったもんじゃない!」と警戒の色を強めるメンバーたち。彼らはウィリアムのことを、名前ではなく「おい、エネミー(敵)」と呼び、仲良くなった後も一線を画した関係が続くのでした。
こういう青春の形も素敵、そう思わせてくれる映画です。
これから青春時代に突入する方、まさに真っ盛りな方、そして既に大人になってしまった方。今回紹介した映画はどんな人でも楽しめる青春映画です!
特に学生時代にバンドをやっていた、なんて人は思い出に浸るいい機会になると思いますよ。ぜひ当時の甘酸っぱさを味わってください!
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