エンゼルス大谷翔平選手は日本時間6日、マリナーズ戦に3番・投手の二刀流で出場。初回からコントロールが定まらず苦しむ場面も多々見られましたが、落ち着いた投球で1失点に抑え今季初勝利を収めました。打者としても2打数1安打1打点2四球でチームの勝利に大きく貢献しました。
そんな大谷選手ですが、”MLB史上初の違反”を取られてしまったことも話題となりました。
日本時間6日のマリナーズ戦にて、大谷選手は投打で活躍。今季初勝利を収めました。
エンゼルス・大谷翔平選手(28)は日本時間6日、マリナーズ戦に3番・投手で先発出場。
1回からフォアボール、3回には2度のデッドボールを与えるなど立ち上がりからコントロールが定まらなかった大谷選手。結果的に6回111球投げ6つの四死球を与えました。
しかしさすがの大谷選手。そのような状況の中でも終始落ち着いた投球を見せ被安打3、奪三振8で今季初勝利を収めました。
前回登板の試合では、6回10奪三振で無失点の投球を見せるも勝ち星は獲得できず。今回の試合ではその悔しさも晴らせたようです!
投手として6回1失点に抑えた大谷選手。打者としても2打数1安打1打点2四球でチームの勝利に大きく貢献しました。
初回の第一打席では右腕フレクセン選手から四球。3回の第二打席では左飛に倒れるも6回第三打席では再び四球を選び出塁しました。そして7回第四打席ではムニョス投手から左翼線適時打を放ち、1打点をあげる活躍。
WBCでは打率.435、1本塁打、8打点、10四球の大谷選手でしたが、今シーズンの試合でもファンを沸かせてくれそうですね!
エンゼルスは4日からマリナーズとの3連戦でした。1試合目は7-3で勝利、2試合目は11-2の大差で敗れるも今回の3戦目は4-3で粘り勝ち。3連戦を見事勝ち越しで終えました。
今回の試合では、大谷選手とバッテリーを組む9番・オホッピー選手(23)が逆転の2ラン、WBCで大谷選手との直接対決で話題となったトラウト選手がタイムリー内野安打を放つなど選手層の厚さを見せつけたエンゼルス。
悲願のリーグ優勝へ向け磐石な滑り出しと言えそうです!
大谷選手は「ピッチクロック違反」を取られてしまいましたが、そもそも「ピッチクロック違反」とは何なのでしょうか?
見事に今季初勝利を収めた大谷選手でしたが、投手打者の両方で違反を受ける珍事も注目を集めました。
そもそもピッチクロック違反とはどのようなルールなのか。ピッチクロックとは投球間の時間を制限するもので、投手と打者両方に対するルールが存在します。
投手に対しては、
・ランナーがいる場合は20秒以内
・ランナーがいない場合には15秒以内
に投球動作に入らなければならない、というルール。違反するとワンボールが加算されてしまいます。
打者に対しては、ピッチクロックの残り8秒までに投球に備えなければならないというルール。違反するとワンストライクが加算されます。
野球はアメリカの4大スポーツの中で時間制ではない唯一の競技。ファン離れを防ぐために時間の短縮を目的とし、ピッチクロックのルールが導入されました。
では、大谷選手はどのような状況でピッチロック違反を取られてしまったでしょうか。
まずは投手として1回1アウト2塁の場面。打者ラリー選手に対しての初球を投げる直前に違反を取られてしましました。大谷選手は「なぜ?」と言った表情を見せるも、その後は冷静なピッチングで見逃し三振を奪います。
続いては打者として6回ノーアウト1塁の場面。ピッチロック残り8秒の時点で投球に備えていなかったとして違反を取られました。それによりワンストライクを宣告されるも結果的には四球を選び出塁。得点のチャンスを広げました。
“史上初の違反”を取られた大谷選手。試合後のインタビューでは、「今日は新たな発見があったので、そこに随時対応していくっていうところかなと思います。」バッターでの違反に関しては、「あれは僕が単純に悪かったというか、ランナーをちょっと待っていたので、僕が入るのがちょっと遅れたという。」とコメント。
エンゼルスのフィル・ネビン監督は、「彼は特別な才能を持っていて、私が見た中で誰よりもその場で調整することができる。だから彼は心配ない。」と話しました。
本人やチームメイトからするとヒヤッとする場面だったかもしれませんが「彼はすべての記録を打ち破っている」「ベーブ・ルースでも打ち破れなかったことだ」「唯一無二」など、ファンからはユーモアのあるコメントや称賛の声も。
あらゆる分野で「初」を記録し、さまざまな角度からファンを楽しませてくれる大谷選手。今後の活躍にも期待です!
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【大谷翔平選手 】マリナーズ相手に今季初勝利!! 史上初の違反も…!?