もっと読みたい>>転職面談の3人に1人は「現職にとどまるべき人」?コンサルが考える転職しない方がいいパターンTOP3とは
95%が、将来的に新たなスキルを身につける必要性を感じているーー。
転職サイトなどを運営する「ビズリーチ」が、同社の会員や企業の経営層・採用担当者を対象に、「リスキリング(学び直し)」に関する調査を実施。
調査の結果、「リスキリング」に取り組むビジネスパーソンは67.6%と、2021年の調査と比べて12.8ポイント増加していることが分かりました。
どのようにリスキリングに取り組んでいるか聞くと、「個人で取り組んでいる」人が48.2%、「勤め先、個人の両方で取り組んでいる」が11.0%、「勤め先を通じて取り組んでいる」が8.4%と、前回の調査と比べ、特に個人で取り組む人が増えているようです。
では、どんなスキルが求められているのでしょうか?企業側が「自社の社員に積極的に身につけてほしいITスキル」1位は「プロジェクトマネジメント(PM)(48.7%)」、2位は「データ解析・分析(46.1%)」3位は「セキュリティ(32.8%)」でした。
一方、企業側の回答をみると、リスキリングの課題が浮かび上がってきます。
「現在リスキリングに取り組んでいる」と回答した企業は26.3%にとどまりました。しかし、企業規模別にみると、従業員数5,000名以上の企業でリスキリングに取り組んでいるのは48.9%、50名未満の企業が12.2%と、大企業ほどリスキリングを実施できている現状です。
また、「年齢にかかわらずリスキリングに積極的に取り組むことは、市場価値を上げることにつながると思う」と回答した企業の割合は64.0%な一方、「新たなスキルを身につけて成果を出した社員」に「昇格や抜てきを積極的に行う」と回答した企業は21.4%。
特に従業員数5,000名以上の企業では8.9%と、従業員規模が大きくなるほど、リスキリングした社員を「評価する」ことに“消極的”な企業が多い傾向だと調査では分析されています。
同社の代表取締役社長・酒井哲也さんは、「ビジネスパーソンのキャリア観の変化を背景に、近年ビズリーチでも、転職意欲にかかわらず、自身の市場価値をはかるために登録する会員が増加傾向にあります」とコメント。
「VUCA(先行き不透明な)時代を生きるビジネスパーソンには、時代の変化に合わせてリスキリングを行いながら、社内でキャリアを築いていくチャンスを模索すると同時に、社外でのキャリアの可能性を模索し続けることが求められるのではないでしょうか」
オリジナルサイトで読む : ハフィントンポスト
リスキリング(学び直し)に取り組む人は約7割。企業側が身につけてほしいITスキルTOP3とは?