春に幸せを感じるのはいちごを食している時という人も多いかもしれません。芳醇な香りと甘酸っぱさをギュッと詰める「いちごバター」「発酵いちご甘酒ジャム」作りはいかがでしょうか。発酵美容家・ザイマリさんに教えていただきます。
1年を通して手に入るいちごですが、旬の美味しさは格別です。値段も手頃になるので、いちごバターや発酵いちご甘酒ジャムを作るチャンスです。
「いちごバターは、焼きたてのトーストに塗ると、最初にいちごのほどよい酸味を感じ、後からバターの風味が香り食欲をそそります。
発酵いちご甘酒ジャムは、砂糖不使用のレシピです。ジャムほど甘くなく、麹の自然な甘さといちご本来の甘さが味わえるのが魅力です」(ザイマリさん)
今の時期は、いちごバターやジャム作りに最適ないちごを選べるのも嬉しいところです。
「一般的に、いちごは寒い時期ほど大ぶりで甘みが強く、暖かくなってくると小ぶりで甘みも少なくなり酸味が強くなってきます。ジャムやバターに使うには、小粒で完熟したものの方がペクチンもアントシアニン色素も多く、美味しく色鮮やかに仕上がります」(ザイマリさん)
早速、作り方を詳しく教えていただきましょう。
【材料】
・いちご:100g
・有塩バター:100g(常温に戻しておく)
・砂糖:50g
・レモン汁:小さじ1/2
【作り方】
(1)いちごと砂糖を火にかける
いちごはヘタをとり半分に切り鍋に入れる。砂糖を全体にからめてから、蓋をして5分ほど弱火にかける。
(2)とろみがつくまで煮詰める
水分が出てきたら中火にし、ヘラで好みの大きさに潰しながらとろみがつくまで煮詰める。とろみがついたらレモン汁を入れて完全に冷ましておく。
(3)バターをホイップする
常温に戻しておいたバターをボウルに入れ、泡立て器でよく混ぜる。なめらかになるまでしっかりとホイップする。
(4)バターにいちごを混ぜる
3に2のいちごを少しずつ加え、よくかき混ぜたら出来上がり。
「切ったいちごに砂糖をからめると水分が出てくるので、水を加える必要はありません。煮ながらいちごをヘラで好みの大きさにつぶし、とろみがついたら火を止めます。バターに混ぜる前に、完全に冷ますのがポイントです。
バターは、しっかりホイップすることで口溶けよく仕上がります。あらかじめ常温に戻しておきましょう。いちごを混ぜるときは、分離しないよう少しずつ混ぜましょう」(ザイマリさん)
【材料】
・いちご:200g
・甘酒:200g
・レモン汁:小さじ1/2
【作り方】
(1)いちごと甘酒を煮る
ヘタをとり、適当な大きさに切ったいちごと甘酒を鍋に入れる。中火にかけ、いちごを潰しながら煮詰めていく。
(2)レモン汁も加える
お好みのとろみになったらレモン汁を入れて、一煮立ちしたら出来上がり。
「いちごバターは冷蔵庫で約1週間程度、発酵いちご甘酒ジャムは煮沸消毒した容器で冷蔵庫に1ヵ月は保存可能です」(ザイマリさん)
パンはもちろん、クラッカーやスコーン、アイスクリームに添えれば、一気に絶品スイーツに変身します。芳醇ないちごの香りで春気分を楽しみましょう!
オリジナルサイトで読む : ハフィントンポスト
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