「馬鹿にするな」ワインスタインに立ち向かった過去を告白。『シカゴ』で出演予定の役が脚本変更で20歳近くも若返る

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アカデミー賞作品賞に輝いた2002年の映画『シカゴ』で、ヴェルマ・ケリーを演じるはずだった俳優ゴールディ・ホーンが、自分の役を奪ったハーヴェイ・ワインスタインに正面から立ち向かったと明かした。

ゴールディ・ホーン(2022年11月14日)

『シカゴ』の映画化の話が進んでいた1980年代後半、ホーンは40代前半でヴェルマ・ケリー役が決まっており、主役のロキシー・ハートはマドンナが演じる予定だった。

しかし、当時ミラマックスの社長だったワインスタインが脚本を書き換え、ヴェルマ・ケリーを23歳の設定にしたという。

ホーンは3月8日に掲載されたVarietyのインタビューで、「ハーヴェイは、私とマドンナの配役を台無しにした」と語った。

脚本を書き換えようとしたワインスタインに「馬鹿にするなと言った」とも振り返った。

 「 私は『馬鹿にしないでください、あなたが何をしようとしているか知っている。 私たちは契約を交わしている』と言いました」

ゴールディ・ホーン(1987年1月27日)

しかし、結局ワインスタインは脚本を書き換え、最終的にヴェルマ・ケリーはキャサリン・ゼタ=ジョーンズ、ロキシー・ハートはレネー・ゼルウィガーが演じた。

作品は2002年に公開され、アカデミー賞で作品賞の他、ゼタ=ジョーンズが助演女優賞に輝いた。

演じる機会を奪われたホーンは、ワインスタインに契約通りの金額を支払うよう要求し、報酬を勝ち取ったと明かした。

「いじめる相手に立ち向かい、時には勝つこともあります」

「私は後に、彼に言いました。『あなたが支払うことで何で一番いいかご存知ですか? お金ではありません。 私の尊厳に対する信頼と道徳規範を回復させたことです」

ハーヴェイ・ワインスタインとゴールディ・ホーン(2011年5月17日)

ワインスタインに対しては2017年、多くの俳優や映画関係者などの女性が性暴力やレイプを告発した。

ワインスタインは2020年にニューヨーク州の裁判所で23年、さらに2023年には16年の禁固刑を言い渡され、生涯を刑務所で過ごす可能性が高くなった

ホーンは現在のワインスタインについて「自らのカルマを背負って生きている」とコメントしている。

ハフポストUS版の記事を翻訳しました。

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Marco Margaritoff