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アメリカ・カリフォルニア州の裁判所は2月23日、複数の女性からレイプや性的暴行で訴えられた元ハリウッド大物プロデューサーのハーヴェイ・ワインスタイン被告に対し、16年の禁固刑を言い渡した。
ワインスタイン被告は2020年に、ニューヨーク州の裁判所で23年の禁固刑を言い渡されており、残りの刑期は20年ある。
カリフォルニアで決定した禁固刑は、ニューヨークの禁固刑の終了後にスタートするため、現在70歳のワインスタイン被告が生涯刑務所で過ごす可能性が高くなった。
その一方で、ワインスタイン被告側は、ニューヨーク裁判所の判決を不服として控訴している。
カリフォルニアの裁判も同様に控訴すると見られており、刑期についての見通しはまだ不透明でもある。
ワインスタイン被告に2022年12月に、カリフォルニアの裁判所で有罪評決を言い渡された。
23日の裁判では、被害者の一人が「その夜の前まで、私はとても幸せで自信に満ちた女性でした」と苦しみを訴えた。
「将来に希望を抱いていましたが、被告に残忍に暴行された後、すべてが変わってしまいました。何年の実刑判決も、この損害を取り除くには足りません」
ワインスタイン被告に対しては2017年、俳優や映画関係者などの女性が性暴力やレイプを告発し、#MeToo運動を拡大させた。これまでに90人以上の女性が、同被告による被害を訴えている。
オリジナルサイトで読む : ハフィントンポスト
性暴力で訴えられたワインスタイン被告に16年の禁固刑。生涯を刑務所で過ごす可能性も