平年と比較すると、今年2023年の桜の開花は全国的に早い予想です。
昨年と比較すると、同程度かやや早く開花するところが多い予想で、関東や東北では特に早くなる見通しです。
今年は3月15日に東京からソメイヨシノの開花がスタートし、17日には横浜や福岡などが続く予想です。3月下旬は西日本から東日本の各地で続々と開花し、3月末には北陸や東北南部でも咲き始めます。北海道でも4月下旬には桜前線が上陸し、ゴールデンウィーク前に開花するところも多くなりそうです。
名所のソメイヨシノ開花予想日
・上野恩賜公園(東京都) 3月17日
・熊本城(熊本県) 3月20日
・高知公園(高知県) 3月19日
・嵐山(京都府) 3月25日
・弘前公園(青森県) 4月16日
多くの地点で開花から5日〜10日前後で満開となり、満開も平年より早まる見込みです。満開日の予想はウェザーニュースのサイトからご覧ください。
桜の花芽(生長すると花になる芽)は気温の高い夏から秋にかけて作られ、冬になると休眠して一旦生長が止まります。その後、真冬に一定期間厳しい寒さにさらされると、低温によって花芽が休眠から目覚め(休眠打破)、開花に向けて再び生長を始めます。休眠打破がしっかりと行われるほど、つぼみの成長は順調になるといえます。
この冬は1月下旬の最も寒い時期に気温が平年よりも低かったため、桜の花芽の休眠打破は全国的に十分に行われたと考えられます。
2月以降の気温は平年よりもやや高い状況で推移していて、3月はかなり高くなっているため、つぼみの成長が急加速していると考えられます。
次回の桜開花予想は来週発表予定です。
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東京の桜開花は3月15日の予想。各地の開花も平年より早い見込み