Appleが秘匿している謎のチーム「Exploratory Design Group(XDG)」の存在とその取り組みについて、経済紙記者のマーク・ガーマン氏がリークしています。
*Category:テクノロジー Technology *Source:9to5Mac ,BloomBerg
Apple社内の秘密組織XDG
マーク・ガーマン氏は最新レポートで、XDGが「Appleと共にスタートアップとして活動している」と説明しています。チームには「数百人」が所属し、主に「エンジニアと学者タイプ」で構成されているとのこと。チームは、Apple Parkのリングのすぐ外側にあるTantau 9と呼ばれる建物で仕事をしています。
XDGの組織は、Apple社内ではジョニー・スロウジ氏が率いるAppleの「Hardware Technologies Group」の中で運営されているとのこと。テックメディア「9to5Mac」は、このXDGについて「信じられないほど秘密主義のチーム」と指摘しています。
そんな同チームが現在主に取り組んでいると噂されているのが、以下の3つのプロジェクトです。
針のない血糖値モニタリング技術
XDGチームが現在取り組んでいるとされているのが「針のない血糖値モニタリング技術」。これは、Apple Watch向けの健康機能の1つとして開発されています。
Apple Watchの血糖値モニタリング機能の搭載については、以前から噂されてきました。ガーマン氏は以前これについて、この機能がApple Watchに搭載されるのは「早くても2024年」としていました。
AppleのAR・VRヘッドセット向け機能
Appleは現在、AR・VRヘッドセットを開発中と噂されています。このデバイス向けの新機能にも、XDGが関わっているとのこと。
ガーマン氏によれば、XDGはAR・VRヘッドセットの「目の病気の人を助ける」機能にも取り組んでいるそうです。詳細は不明ですが、視力関連の何かしらの機能が搭載されることが期待できます。
iPhone向けの超省電力プロセッサーや次世代バッテリー技術
XDGチームは「スマートフォン向けの低消費電力プロセッサー技術や次世代バッテリー」にも取り組んでおり、これはチームが発足した当初の理由の一つでもあるそうです。
ガーマン氏によれば、すでに同チームが開発したチップやバッテリー技術の多くは、iPhoneやMacに搭載されているとのこと。今後もiPhoneの性能進化の鍵を握っているのは、このXDGチームなのかもしれません。
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Appleの謎の部署「XDG」が取り組む極秘プロジェクト3つ