3月から始まるWBCを心待ちにしている方は多いのではないのでしょうか。まず1次ラウンドで侍ジャパンはプールBに割り当てられ中国、オーストラリア、チェコそして韓国と対戦することになりました。特に注目すべきなのは3月10日に東京ドームで行われる日韓戦。過去の国際大会でも熱戦を繰り広げた侍ジャパン最大のライバルです。今大会の韓国代表は日本同様メジャーリーガーを揃えており油断大敵と言えるでしょう。侍ジャパンの最も警戒すべき選手を紹介します!
韓国代表最大の要はメジャーリーガーで固めた二遊間でしょう! MLB公式サイトでも「今大会最高の二遊間」として紹介しています。ショートはダルビッシュの同僚でもあるパドレスのキム・ハソン。セカンドも同じくMLBカージナルスで活躍するトミー・エドマンが選ばれています。他にも今オフMLB挑戦が噂されているイ・ジョンフといった実力者が選ばれました。
生年月日:1995年10月27日(27歳)
所属:サンティエゴ・パドレス
投打:右投げ右打ち
ポジション:ショート、サード、セカンド
主なタイトル:ゴールデングラブ賞3回(KBO)
今大会の韓国代表の中心選手です。2020年シーズン終わりにポスティングシステムを利用しMLBのサンティエゴ・パドレスへ移籍。4年総額約30億円の大型契約を結んでいます。メジャー1年目は思うように出場機会が得られませんでしたが昨シーズンは遊撃手部門のゴールドグラブ賞の最終選考まで残り大活躍の1年でした!
打撃の方は打率.251、11本塁打59打点、OPS.708の成績を残しています。まずまずの打撃成績とはいえ昨シーズンのメジャーで同じほど活躍した日本人選手は鈴木誠也くらいだと考えると打撃での貢献度も高いと言えるでしょう。広い守備と強肩を持ちシェアなバッティングをするキム・ハソンは現在アジアで一番の内野手と言えるでしょう。
生年月日:1995年5月9日(27歳)
所属:セントルイス・カージナルス
投打:右投げ両打ち
ポジション:ショート、セカンド、サード
主なタイトル:ゴールデングラブ賞1回
母親が韓国出身の韓国系アメリカ人であるため今回WBC韓国代表に初選出されました。トミー・エドマンは2021年にナ・リーグ二塁手部門のゴールドグラブ賞に選ばれています。
昨シーズンは打率.265、4本塁打57打点、OPS.725の成績を残しました。少し見劣りするように感じますが足が早く昨シーズンの盗塁数は32。出塁率も3割を超えており塁に出すとかなり厄介な選手に間違いありません!
生年月日:1998年8月20日(24歳)
所属:キウム・ヒーローズ
投打:右投げ左打ち
ポジション:外野手
主なタイトル:首位打者2回、打点王1回、シーズンMVP1回、ゴールデングラブ賞5回
父が元中日ドラゴンズのイ・ジョンボムであるイ・ジョンフ。韓国リーグにドラフト1位で入団後即全試合出場し打率.324、179安打を記録しKBOの新人王を受賞した若手のホープです。
入団以来毎年活躍をし続け、昨シーズンは打率.349、23本塁打113打点、OPS.996の活躍。これまで本塁打は一桁がほとんどでしたがパワーが一気に開花。天性の安打製造機に加えパワーもつき韓国球界一成長著しい将来有望選手です。
かつてから侍ジャパンは「左投手」を苦手にしているイメージが頭にある方は多いのではないでしょうか? そのイメージを植え付けたのは日本キラーとも言われているキム・グァンヒョンかもしれません。ベテランの年齢ではありますが今大会も韓国代表に選出。他にも東京五輪で右のサイドハンドとして日韓戦で活躍したコ・ヨンピョをご紹介します!
生年月日:1988年7月22日(34歳)
所属:SSGランダース
投打:左投げ左打ち
ポジション:先発
キム・グァンヒョンは2008年北京五輪で日本と2度の対戦。2試合とも好投し韓国を金メダルに導きました! 国際大会の経験が豊富で投手陣の柱として期待できるでしょう。キム・グァンヒョンは2020年から2年間はMLBセントルイス・カージナルスに所属。2年間通算28登板で10勝7敗、防御率3.17の成績を残しています。昨シーズンからKBOに戻り13勝3敗、防御率2.13の成績を残し韓国シリーズ優勝にも貢献しました。
140キロ後半のストレートを投げ込み最速156キロを記録したこともあります。変化球は縦に落ちるスライダー、フォーク、カーブを投げ込む好投手です!
生年月日:1991年9月16日(31歳)
所属:KTウィズ
投打:右投げ右打ち
ポジション:先発
東京五輪準決勝で侍ジャパン相手に先発したコ・ヨンピョ。右のサイドハンドからチェンジアップやシンカーなど沈むボールを中心に打たせて取るピッチングを披露。結果5回7奪三振2失点にまとめ試合を作りました。打てそうで打てない。そんなイメージでしたね! チェンジアップなど沈むボールだけでなくスライダー、カットボールも操りストレートも140キロを超えてきます。シンカーという変化球は日本でも投げる人があまり多くない球種ということもあり手強い相手であることは容易に想像できますね!
これまで取り上げた通り日韓戦は難しい戦いになるのは間違いないでしょう! 下馬評はあまり高くありませんでしたが国際大会になった時の韓国代表の一体感、ライバル心むき出しに戦う姿勢は脅威です。キム・ハソンやトミー・エドマンといったメジャー組とベテランの融合によってさらに難敵になったことでしょう。3月10日の日韓戦が楽しみになってきましたね!みんなで侍ジャパンを応援しましょう!
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