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気象庁は2月10日午前7時14分、東京に大雪注意報を発令した。伊豆諸島と小笠原諸島以外の都内全域に出ており、11日明け方までに、大雪警報を発表する可能性もある。
12時間の都内の積雪は最大で15センチになるとみられている。同庁では路面凍結に十分注意するように促すとともに、テレワークの活用など不要不急の外出を控えるように訴えている。
慣れない雪道を歩く際、転倒しないようにするにはどう注意すればいいのか。札幌市を拠点にする「ウインターライフ推進協議会」が配布する冊子「ころばんっ」を元にまとめてみた。
雪のない道と滑りやすい雪道では歩き方が違う。同じ歩き方をしていては、どうしても転びやすい。つるつる路面で転倒しにくい基本的な歩き方は、以下の3つだという。
歩幅が大きいと足を高く上げなければならず、体の揺れが大きくなって転倒しやすくなる。
道路の表面が氷状の「つるつる路面」では、小さな歩幅で、足の裏全体を地面につけて歩く「すり足」のような歩き方が有効。
余裕をもって歩くことで、滑りそうな道を見分けながら歩くことができる。
雪道を歩く時は、ピンや金具付きの靴底のある物がお勧め。ただ、これらの靴は地下街や建物内のタイル等の床では滑りやすいことに気をつけたい。
深いギザギザ模様の溝がついている靴もグリップ力があって滑りにくいが、溝に雪がつまると滑りやすくなるのが注意点だ。
都心で気をつけたいのが、駅の階段、タイル張りの通路、電車内の床など。つるつるとしており、濡れているととても滑りやすい。
ついつい家路を急いだり、油断をしていると、ツルっと滑ってしまう…なんてことになりかねない。
「ころばんっ」では、以下の6つの場所に注意するよう呼びかけている。
① 横断歩道
② ロードヒーティングの切れ目、マンホールのある場所
③ 地下鉄駅や地下街からの出口付近
④ 車の出入りのある歩道
⑤ バスやタクシーの乗降場所
⑥ タイル張りの地下街や店内の出入り口
「ころばんっ」では、以下のような状態で雪道を歩くと転倒のリスクが上がるとして、注意を呼びかけている。
・急いでいる
・ポケットに手を入れて歩く
・両手がふさがっている
・何かに気を取られている
・雪道に合わない靴を履いている
・お酒を飲んでいる
東京消防庁によると、毎年12月から3月までの期間は、積雪や凍結路面で滑って転倒しけがをする事故が多くなる。
クッション材が使われた保護帽や、転倒した時に下半身への衝撃をやわらげる保護プロテクターのほか、身体を支える杖などの転倒防止用具もある
心配な方は、転倒防止グッズを使うようにしよう。
オリジナルサイトで読む : ハフィントンポスト
東京に大雪注意報。雪道で転倒しない歩き方がこれだ。3つのポイント