マイボトルは今や、私たちの生活に欠かせない存在だ。
私たちはそのおかげで、家や会社、学校やジム、そして移動中でも、ゴミを出すことなく好きな時に水分補給できる。
しかしそんな必需品にも関わらず、殆どの人は定期的に洗うことを忘れている。
マイボトルの中にはどんな細菌が住んでいるのだろうか?水質情報サイトwaterfilterguru.comのチームが調査を実施した。
研究者たちは、ボトルの飲み口のキャップ、スクリューキャップ、ストローのフタ、スクイーズボトルのフタなど、さまざまな部分を綿棒で3回ずつ拭きとり、グラム陰性桿菌とバチルス属の細菌、2種類の細菌を発見した。
グラム陰性桿菌は、抗生物質への耐性が高い感染症を、バチルス属の細菌の一部には、胃腸の問題を引き起こす可能性がある。
研究者たちがサンプルにどれだけの微生物がいるか推定するため測定したところ、マイボトルには平均2080万CPU(最近検査で使われる単位)の細菌がいたという。
中でも最も細菌が多かったのは、飲み口のフタとスクリューキャップで、最も清潔だったのはスクイーズボトルのフタだったという。
細菌の単位で言われてもよく分からないが、少なくとも、マイボトルは家にある他のものよりは綺麗なはず…と思うだろう。
驚くなかれーー。
研究者たちが他の家庭用品を比較したところ、マイボトルは、家で最も細菌が多いとされる場所の一つであるキッチンシンクの2倍、コンピューターのマウスの4倍、ペット用食器の14倍、そしてなんと、トイレ便座の4万倍もの細菌が生息していることがわかった。
湿った環境は雑菌の温床となるため、毎日使うマイボトルを洗うことは、日課にするべきだ。
同サイトの調査によると、60%以上の人がマイボトルを1日に1回以上洗っていると答えたが、25%は週に数回、13%は月に数回しか洗わないと述べた。
専門家は、
・マイボトルは1日1回洗い、少なくとも週に1回消毒すること
・体調が悪い時や食事中、水以外(特に砂糖を含むもの)を入れて利用した場合は、より頻繁に消毒すること
を勧めている。
また、処理が不十分な水や汚染されたパイプは飲料水の安全性を低下させる可能性があるので、マイボトルに入れる水にも注意が必要だ。
ハフポストUK版の記事を翻訳・編集しました。
オリジナルサイトで読む : ハフィントンポスト
マイボトルはしっかり洗おう。トイレより細菌がついてるかもしれない【調査結果】