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2022年は、最低限の仕事だけこなし、それ以上頑張らないワークトレンド「静かなる退職(Quiet Quitting)」が流行した。
今年2023年のトレンドは、経済の不確実性を背景に、自分のキャリアに投資する「キャリア・コミット(Work Committing)」だ。
「キャリア」は職業、「コミット」は全てを捧げる、全力を傾けるなどの意味があるが、馬車馬のように働き全てを犠牲にすることではない。
「キャリア・コミット」をする人たちは、仕事で成功し勝ち抜くために、リスキリングなど新たなスキルを学び、積極的に挑戦に取り組んでいる。
イギリスの労働者たちは、パンデミック以降、レジリエンスを蓄えてきた。ビジネスSNS「LinkedIn」の調査によると、イギリス人の半数は、新たな仕事を確保する自信があると答え、90%は現在の仕事に自信を持っていると答えた。
また56%は、不安定な経済に対応すべく、新たなプロジェクトを積極的に引き受けたり、人脈を広げたり、同僚とさらに努力をするなど、職場でポジティブな変化を起こしているという。
こうした調査は、イギリス人は自分のキャリアを自らコントロールすることを強く望んでおり、その自信を持っていることを浮き彫りにした。
このように、前向きにキャリアに邁進するための4つのアドバイスを、キャリア支援企業のCEOのヘレン・タッパーさんが教えてくれた。
「仕事への情熱を失ってしまった時は、小さな成功に焦点を当てることが、情熱に再び呼び起こすのに最適な方法です。1日の終わりにその日うまく行ったことを1つ書き出してください。これを1週間続ければ、あなたのモチベーションの源となる成功体験がたくさん集まるでしょう」
「もしあなたが好きな仕事に就いておらず、転職を考えているなら、これからの役に立つ勉強をしましょう。次にやりたいことに必要なスキルや知識に目を向け、前進するためのコースなどを受講するのも良いでしょう。この行動は、将来やりたい仕事に対して有利になるだけでなく、現在の能力を広げることにもなります」
「私たちはキャリアに一体感があると、より仕事に意味とモチベーションを感じます。LinkedInなどのプロフェッショナルネットワークを見て、あなたと同じ情熱を共有する人やグループを探し、繋がって会話をしてみましょう。
「新たな職務を検討する際には、チームや会社が抱えている潜在的な問題を、自分の強みでどう解決できるかを考えてみてください。あなたにクリエイティブな能力や交渉力があるなら、それが困難を切り抜ける助けになるかもしれません。自分の強みがどのように役立つかを周り伝えると、必要な人物と見られる可能性が高くなるのです」
ハフポストUK版を翻訳・編集しました。
オリジナルサイトで読む : ハフィントンポスト
不況に負けない自分づくり「キャリア・コミット」がイギリスで流行。自分を高める4つのアドバイス