気象庁によると、1月24日から26日ごろにかけて強い冬型の気圧配置となるため、北日本から西日本の日本海側では大雪となり、太平洋側の平地でも大雪となるところがある見通しです。
東京都心も25日は最低気温がマイナス3度の予想で、路面の凍結などに注意が必要です。
雪が降ると不安なのが、雪道を歩くこと。気温が下がると、路面凍結の恐れもあります。転倒し事故につながる可能性もあり、雪道を歩くときは十分な注意が必要です。
どんな点に気をつければ良いのでしょうか。
「ウインターライフ推進協議会」が公開している冊子「ころばんっ【保存版】」では、以下のように注意点がまとめられています。
歩幅が大きいと足を高く上げなければならず、体の揺れが大きくなって転倒しやすくなります。
道路の表面が氷状の「つるつる路面」では、小さな歩幅で、足の裏全体を地面につけて歩く「すり足」のような歩き方が有効です。
余裕をもって歩くことで、滑りそうな道を見分けながら歩くことができます。
雪道を歩く時は、ピンや金具付き、深い溝のある靴底がおすすめです。ただ、状況によってはピン・金具付きや深い溝の靴底でも滑りやすいため、注意が必要です。
また、さまざまな路面に有効な柔らかいゴム底、滑り止め材入りのゴム底も、持っていると便利です。
「ころばんっ」では、以下のような場所に注意するよう呼びかけています。
特に都心で気をつけたいのが、駅の階段、タイル張りの通路、電車内の床など。つるつるとしており、濡れているととても滑りやすいです。
ついつい家路を急いだり、油断をしていると、ツルっと滑ってしまう…なんてことになりかねません。
「ころばんっ」では、以下のような状態で雪道を歩くと転倒のリスクが上がるとして、注意を呼びかけています。
・急いでいる
・ポケットに手を入れて歩く
・両手がふさがっている
・何かに気を取られている
・雪道に合わない靴を履いている
・お酒を飲んでいる
毎年12月から3月までの期間は、積雪や凍結路面で滑って転倒しけがをする事故が多くなります。
クッション材が使われた保護帽や、転倒した時に下半身への衝撃をやわらげる保護プロテクターのほか、身体を支える杖などの転倒防止用具もあります。
心配な方は、転倒防止グッズを使うようにしましょう。
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危ない雪道や凍った道、転ばないように歩くコツは?【注意ポイントまとめ】