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【※この記事は2020年12月26日に配信した内容を再編集したものです】
ハフポスト日本版のスタッフたちから集めた、餅の食べ方を紹介する記事を配信したところ、SNS上で全国のみなさんが餅の好きな食べ方や地域のお雑煮・餅の形などについて発信してくださいました。みなさん、ありがとうございます!
寄せられた食べ方の1つで目立ったのが「バター」を使ったもの。「(記事の中に)バターがない(´・ω・`)」としょげている方や(ごめんなさい!)、ハフポスト日本版に「バターが合う」旨をメールで連絡してくださった方もいらっしゃいました(ありがとうございます!)。
ここまで根強いバターファンがいるとなると、むしろ、ハフポストスタッフから何故出てこなかったのか…。
今回は、みなさんが紹介して下さったバターを使った食べ方を、いくつか試してみました。
まず多かったのが、バター醤油です。
バターと醤油を入れた小皿に、焼いた熱々の餅をつけて、バターを溶かしながら食べてみました。
…美味しくないわけがない。
バター醤油という味は炒め物やスナック菓子で定番なのに、今まで餅と組み合わせて考えたことがなかった自分が悔しいです。
「バター醤油海苔巻き」「バター醤油につけて海苔で巻く」という声もあったので、海苔で巻いたものも試しました。
一気に「食事感」が増しました。ということは、白米にバター醤油をかけて、海苔を乗せるのも合いそうです。また、新しい扉が開いてしまった。
バター醤油に砂糖という声も見かけました。
筆者は昔から、「レンチンした餅に砂糖醤油」で食べるのが好きなので、今回もその方法を応用します。
餅の上にバターを乗せ、レンジに。餅が膨らんだところで止めて、あとは砂糖と醤油をかけていただきます。
「しょっぱいと甘いの組み合わせ」の砂糖醤油にコクが増し、満足感アップです。筆者と同じ砂糖醤油派の方、よかったら試してみて下さい。
はちみつバター。これも味付けとして定番なのに、考えたことがありませんでした。
焼いた餅にバターを乗せ、はちみつをかけるだけ。ナイフとフォークで食べてみました。ナイフがカリッと餅の表面を割り、柔らかい餅に入っていく感覚が楽しいです。
はちみつはもちろん美味しいですが、バターとメープルシロップという方もいたので、温めたキャラメルやチョコソースなど色々と応用できそうです。
「バターと卵黄で作るやつがめちゃくちゃ美味しい」
バターと卵黄。これはどうやって食べるのか。思いつかないので、もう創作です。
卵黄を絡ませるには、柔らかい方がいいかなと思い、餅をフライパンでバターソテーしてみました。途中で水を少し入れ、蓋をして蒸らしています。
その上に、醤油に一晩漬けた「卵黄の醤油漬け」を乗せて、ネギを散らしました。
見た目に楽しい餅になりました。味は、卵かけご飯そのもの!
さて、上の食べ方が分からず、「バター 卵黄 餅」と検索したところ、「バター餅の作り方」というページがたくさん出てきました。
実は記事に対し、「バター餅が最強」というコメントも寄せられていました。
筆者は知らなかったのですが、朝日新聞秋田県版の記事(2013年5月1日朝刊)によると、バター餅は北秋田市の名産品だそう。
作り方はいたってシンプル。つきたての餅にバターと卵黄、砂糖、小麦粉、食塩を加えて練り上げる。分量や細かい作業が作り手によって異なり、店ごとに食感や味に違いが出る。(朝日新聞秋田県版 2013年5月1日朝刊)
いくつかサイトを参照しながら、レンジで温め柔らかくした餅に、バター、卵黄、砂糖、塩、片栗粉を混ぜて作ってみました。
成形したものは柔らかく、包丁で切りにくそうだったので、一時間ほど置いてから切りました。
あんみつの中に入っている「求肥(ぎゅうひ)」のような食感です。
そして、味はあれです!
子どもの頃にクッキーを作った時、こっそり舐めた生地の美味しさよ。もはや「焼かなくていいから、これを食べたい」と思っていた、あの味。あの甘くて柔らかい生地を堂々と食べられる感じで、数十年ごしに願いが叶う形となりました。
他のバターを使った食べ方や、もちろん、バター以外にも食事系から甘い系まで数えきれないほどの食べ方をみなさんが教えて下さいました。本当にありがとうございました。
まだまだお餅の可能性は広がるので、ハフポストのスタッフもいろんな方法で餅を楽しみたいと思います。
みなさんどうか、餅はできるだけ小さく切って、よく噛んで食べてくださいね。
オリジナルサイトで読む : ハフィントンポスト
餅とバターの最強コンビで、新しい扉が開いてしまった。はちみつなどを加えると、さらに味が変化【餅レシピ】