サッカーワールドカップの日本対ドイツ戦開始前の集合写真で、ドイツ代表の選手たちが手で口を覆う仕草をした。
ドイツ代表は当初、LGBTQコミュニティに連帯するレインボー柄のキャプテン腕章の着用を表明していたが、FIFA側が認めなかった。
ドイツサッカー協会はTwitterで、口を覆う選手たちの集合写真を投稿。「レインボー腕章を否定することは、私たちの声を否定するということです。私たちは自らの姿勢を支持します」とつづり、FIFAの対応への抗議の意を示した。
「これは政治的な表明をするということではありませんでした。人権は交渉の余地があることではありません。当たり前とされるべきですが、そうではないことがある。だからこそ、私たちにとってこのメッセージがとても重要なのです」
It wasn’t about making a political statement – human rights are non-negotiable. That should be taken for granted, but it still isn’t the case. That’s why this message is so important to us.
Denying us the armband is the same as denying us a voice. We stand by our position. pic.twitter.com/tiQKuE4XV7
— Germany (@DFB_Team_EN) November 23, 2022
レインボー腕章をめぐっては、カタールでの性的マイノリティの人たちへの扱いに対して、ドイツやイギリスなどヨーロッパの国々が「ONE LOVE」と書かれた反差別のレインボー腕章の着用を表明していた。
だが、着用した場合に制裁を受けるとFIFA側に警告され、ヨーロッパの国々が共同声明で、着用を断念すると発表していた。
オリジナルサイトで読む : ハフィントンポスト
ドイツ代表、日本戦前の集合写真で口を覆う⇒レインボー腕章を拒否したFIFAへの抗議だった