テスラやSpace Xに加え、現在はTwitterのCEOも勤めているイーロン・マスク。彼は現在のTwitterでの役割について、CEOを続けるつもりがないことを改めて述べています。
*Category:テクノロジー Technology *Source:The Verge ,Tesla
テック系メディア「The Verge」によれば、マスク氏はテスラでの巨額の報酬体系を争う裁判での証言で、以下のように述べました。
率直に言って、どこかの会社のCEOになりたいとは思わない。
この裁判では、テスラの取締役会が約520億ドルに相当するマスク氏の給与を承認した際に、適切に行動したかどうか、またマスク氏がその決定に対してどのような影響力を有していたかどうかが焦点となっています。
マスク氏はこの裁判の中で、さまざまな会社でのCEOという肩書きに抵抗があることを説明し、自分の役割を「伝統的な最高経営責任者とは考えていない」と示唆しました。
私はSpaceXではロケットのエンジニアリングを担当し、テスラでは車の技術を成功に導くというのが本当のところです。
CEOは、ややビジネスに焦点を当てた役割と見られていますが、実際の私の役割は、技術を開発するエンジニアであり、画期的な技術を開発し、その目標を達成できる素晴らしいエンジニアのチームを確保することです。
また、同氏はTwitterのCEOに永遠に留まるつもりはないことを改めて表明しました。マスク氏は2週間前に同社を引き継いだばかりですが、この短期間で従業員の半数を解雇し、複数の新しいアイデアを打ち出してきました。
「Twitterにいる時間を減らし、時間をかけてTwitterを運営する他の誰かを見つけることを期待している」マスク氏は述べてます。同氏は以前にも、TwitterのCEOを一時的に務めるだけであると投資家に述べていました。
テスラの元取締役であるジェームズ・マードック氏によれば、マスク氏は最終的にテスラのCEOを退任することまで考えているとのこと。マードック氏はこの日、マスク氏が自分の後任としてテスラCEOに就任してほしい人物を具体的に持ち出したと証言しました。
マスク氏は自分の時間の使い方について「危機があるところならどこでも」過ごすとしています。マスク氏が多くの会社の経営を引き受けすぎているという懸念もありますが、少なくとも同氏にとって、現在のTwitterは優先せざるをえない「危機的状況」なのかもしれません。
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イーロン・マスク「Twitter、テスラのCEOは辞めるつもり」なぜ嫌なのか?