関連記事≫パパは本当にママの辛さを理解してる?「辛いのはお互い様」という意見にツッコむ育児漫画に反響
食器はそのまま、洗濯物もまだ━━「一日中家にいるくせに何故こうなる?」
子育てをする専業主婦が、パートナーや社会から感じることもあるそんな視線。
その理由を具体的に解説した漫画に「わかりみが深過ぎて頷きまくる首がもげそう」などと共感の声が寄せられています。
■責めるのではなく労わってあげて
漫画を投稿したのは、2人の子どもを育てるブロガーの「ちくまサラ」さん( @chikumababy )。
ちくまサラさんは、ブログ『千曲がり奮闘記』で育児系日常4コマなどを投稿しています。この漫画は2020年1月にTwitterに公開され、約2年が経った今、再び話題を呼んでいます。
この漫画は、当時、SNSで「夫がワンオペ育児の大変さを理解してくれない!」と嘆いている女性がたくさんいるのを見かけ、自身の体験ではないものの「子どもを見てるだけって言ってもこんだけ大変なのよ!」という気持ちを込めて描いたといいます。
「必要な家事をしてる時くらい放っておけば?」「子どもが寝てる間に家事をすれば良いのでは?」
漫画では、子育てをしている主婦たちがしばしば直面するこうした疑問に対する答えを、わかりやすく解説。
「パートナーが疲れている、辛いというSNSを発しているなら責めるのではなく労わってあげてください」と周囲の人たちへのメッセージをつづっています。
子どもを見てるだけって言ってもこんなに大変
ちくまサラさん自身、2人の子どもを子育て中。この漫画は上の子が4歳の時に描いたものだといい、「私自身一番辛かった0~2歳の頃は、こういう事を伝えようと思っても上手く言葉にできずやきもきしていたのですが、大変な時期が過ぎて振り返ることで形にすることができました」と当時を振り返りました。
同じように育児に励む読者からは「ほんとこれ」「わかりみが深過ぎて頷きまくる首がもげそうです…(泣)」「新米パパには見せるべき」などの共感のコメントが多く寄せられました。
ハフポスト日本版は、この漫画を描いたちくまサラさんに取材をしました。
ーー育児漫画を描き始めたきっかけは何ですか?また、なぜこの話を漫画にしようと思ったのか教えてください。
最初は愚痴と備忘録を兼ねた自分の記録として漫画を描き始めましたが、沢山の方に見ていただけるようになり、今では育児記録の他に、育児に関して思ったことや伝えたいことを漫画にしています。
この漫画は、SNSで「夫がワンオペ育児の大変さを理解してくれない!」と嘆いている主婦がたくさん居るのを目にして「子どもを見てるだけって言ってもこんだけ大変なのよ!」という気持ちを込めて解説漫画を描きました。
ーー毎日の育児で疲れている中、どう気持ちを保っていましたか?
全く保てていませんでした。子どもを保育園に入れて日中の距離がおけるようになってから、やっと気持ちが落ち着きました。
ーーパートナーはどのように育児に協力していますか?
最初は育児は“言えばやってくれる”、生活習慣は“出産前と変わらず”で、そんな姿を見てイライラしてしまう事も多かったです。「そうじゃなくてこうしてほしい」としつこく言い続け、夫もそれを受けて変わってくれ、今では私と同等の育児スキルを身に着けてくれました。
ーーこの頃の自分に戻れるなら、何と伝えてあげたいですか?
言葉よりも欲しいのは睡眠だと思うので、とにかく寝かせてあげたいです。
ーー漫画を読んだ人たちから多くの反響が寄せられていますが、どう感じていますか?
「これが言いたかった!」というご意見が多かったので、描いてよかったと思いました。
ーー同じように子育てに励む人に、何かメッセージがあれば一言お願いします。
お疲れ様です!!!!!!ほんと頑張ってる!!!辛かったらSNSで愚痴っていいから1日1日を乗り切っていきましょう!
オリジナルサイトで読む : ハフィントンポスト
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